静岡県浜松地域には「やらまいか」という独特の言葉があり、新しいことに積極的にチャレンジする気風があります。そのような地域のなかで、当学部は「自由啓発」の理念のもと、ものづくりを基盤として、基礎力と実践力を備えた人材育成、地域とともに世界へ羽ばたく研究、地域社会・産業への貢献を通し、社会から期待される学部を目指しています。
現在登録されているオープンキャンパスはございません。
学部ホームページでは、掲載されている場合がございますので、ご確認ください。
機械工学は、人類の豊かで安全な生活を支える機械を開発・設計・使用するための基盤をなす工学です。伝統的な学問ですが、新しい時代に対応して常に刷新を続けています。静岡大学機械工学科は研究を通じて科学の発展に寄与するとともに、実力ある機械技術者を世に送り出し続けています。2005年度から宇宙航空研究開発機構(JAXA)とも密接に連携しつつ、研究・教育を行っています。 2013年度から「宇宙・環境」、「知能・材料」、「光電・精密」の3コースを設置してそれぞれ特色のある研究・教育を行っていきます。
宇宙・環境コースでは、機械工学の基礎となる材料力学、流体力学、熱力学、機械力学の四力学とその他の一般的な基礎学問に加えて、宇宙工学、航空工学、乱流物理、混相流、流体環境技術、熱エネルギーなど、近年産業界において需要が高まっている航空宇宙や環境に関わる専門的な学問を学びます。さらに、実験や設計製図、卒業研究等の実践的な科目を通じて、主として航空機・ロケットや空調機器、環境維持・浄化装置といった大型の機械の設計・製作にかかわる技術を習得します。 本分野では、航空宇宙と環境という分野を基礎として幅広い分野に機械工学を応用、展開できる人材を育成します。
機械工学は、人類の豊かで安全な生活を支える機械を開発・設計・使用するための基盤をなす工学です。伝統的な学問ですが、新しい時代に対応して常に刷新を続けています。静岡大学機械工学科は研究を通じて科学の発展に寄与するとともに、実力ある機械技術者を世に送り出し続けています。2005年度から宇宙航空研究開発機構(JAXA)とも密接に連携しつつ、研究・教育を行っています。 2013年度から「宇宙・環境」、「知能・材料」、「光電・精密」の3コースを設置してそれぞれ特色のある研究・教育を行っていきます。
知能・材料コースでは、産業や生活の支援や危険な環境で活躍するロボットの設計・製造に関わる学問と技術、および自動車やバイク等の輸送機器部品を構成する軽量化、高強度化した先端機械材料の設計・加工に関する学問と技術を習得します。本分野では一般的な機械工学の基礎学問に加えて、輸送機器、ロボット・制御、計測・情報、材料強度設計・評価、先端材料・複合材料、弾塑性解析、塑性加工、機械加工等に関する学問を学びます。実験や設計製図、卒業研究等の実践的な科目を通じて輸送機器や産業ロボット、機械制御などの知能機械の設計技術と、鉄鋼材料や先端材料の強度設計や加工などの材料技術を習得することにより、 地域産業および日本の最先端技術を支える機械技術者の育成します。
機械工学は、人類の豊かで安全な生活を支える機械を開発・設計・使用するための基盤をなす工学です。伝統的な学問ですが、新しい時代に対応して常に刷新を続けています。静岡大学機械工学科は研究を通じて科学の発展に寄与するとともに、実力ある機械技術者を世に送り出し続けています。2005年度から宇宙航空研究開発機構(JAXA)とも密接に連携しつつ、研究・教育を行っています。 2013年度から「宇宙・環境」、「知能・材料」、「光電・精密」の3コースを設置してそれぞれ特色のある研究・教育を行っていきます。
光電・精密コースでは、機械工学の基礎学問に加え電気電子工学と光学の基礎学問を基盤とし、さらにこれらの学際領域を広く視野に入れた教育を行います。実験や卒業研究等の実践的な科目においてはメカトロニクス、MEMS(微小電気機械システム)、光科学、マイクロ・ナノサイエンス、マルチフィジックス、マンマシンインターフェース、波動エレクトロニクス、などの分野を取り扱います。本分野では、機械工学、電気電子工学、光工学をバランスよく修得することにより、これらの学問・技術を統合した「知的ものづくり」に必要な広い専門的基礎力を持ち、 学術的かつ技術融合型で新領域開拓スピリッツやトータルデザイン能力に富んだ人材を育成します。
電気電子工学は、電気電子機器、各種製造機器、自動車、通信、電力、鉄道、航空宇宙機器、OA機器、医療機器など幅広い産業分野の基礎であり、電気電子工学科ではそれらの分野に関わる電気電子機器の設計・開発に関わる学問分野と技術に関する教育と研究を行い、電気工学、電子工学、情報工学の様々な課題にチャレンジし解決できる幅広い専門的基礎力を持ったエンジニアの育成を目指します。本学科では「情報エレクトロニクス」と「エネルギー・電子制御」の2コース制で教育を行います。 卒業生ならびに修了生は、地元浜松地域をはじめとする東海地域、そして全国の企業において将来を担う人材として嘱望されています。
わが国の基幹産業(電機、輸送、通信機器)および先端産業(医療、環境・エネルギー分野)の中枢技術である通信・情報処理システムと、今後ますます発展が期待できる医用機器・生体計測を教育研究の柱とします。 静岡大学工学部がある浜松は三遠南信経済圏の中心にあり、自動車および自動車部品を中心とした製造業が集積しています。いまや自動車の付加価値の半分以上は電子機器が占め、動力源も電動化が進められようとしています。このように、エレクトロニクス技術者の需要はますます高まっています。 特に、コンピュータと情報通信技術の進展により、近年の電子機器はソフトウェア(プログラム)を組み込んだハードウェア(電子回路)が主流になっており、電子機器を開発するにあたって、ソフトウェアとハードウェアの両方に精通したエンジニアが強く求められています。一方、沼津、富士を中心とする静岡県東部では基幹産業となっている製紙のほか、医療機器産業の集積が行われようとしています。このような産業界や地域経済のニーズを受け、情報エレクトロニクス分野では、エレクトロニクス、通信、情報処理、人間医工学を教育研究の柱とし、これからの地域の産業と経済を担う人材の育成を行います。 そして、自然現象を理論的かつ客観的に分析解析でき、ハードウェアとソフトウェアを自在に扱うことができる技術者をめざします。
電気電子工学は、電気電子機器、各種製造機器、自動車、通信、電力、鉄道、航空宇宙機器、OA機器、医療機器など幅広い産業分野の基礎であり、電気電子工学科ではそれらの分野に関わる電気電子機器の設計・開発に関わる学問分野と技術に関する教育と研究を行い、電気工学、電子工学、情報工学の様々な課題にチャレンジし解決できる幅広い専門的基礎力を持ったエンジニアの育成を目指します。本学科では「情報エレクトロニクス」と「エネルギー・電子制御」の2コース制で教育を行います。 卒業生ならびに修了生は、地元浜松地域をはじめとする東海地域、そして全国の企業において将来を担う人材として嘱望されています。
地球規模のエネルギー問題に対処すべく、再生可能エネルギーや省エネルギーなどの環境調和型技術に貢献できる人材が広く求められています。一方、東海地方では自動車産業を中心に各種産業が発達しており、システム的な観点から電気電子技術者を求める声が強い状況です。このような背景の下、自動車産業を主軸とした東海地方の産業界でも、 エネルギー・電子制御を基本とした環境調和型技術の導入が盛んに行われつつあり、そのための人材養成と人材確保が課題となっております。風力や太陽光などの自然エネルギーと高度な情報通信網を核としたスマートグリッド、高効率な電動機や電力変換器を用いたハイブリッド自動車・電気自動車などは、エネルギー・電子制御を基本とした環境調和型技術の典型的な例です。これらの技術は電力工学、高電圧工学、電気機器学、パワーエレクトロニクス、 計測工学、制御工学、電気電子材料工学、ネットワーク工学などが基礎となって構築されたものであり、それらをシステムとしてまとめ上げる総合的な技術力が不可欠です。エネルギー・電子制御分野では、以上のようなシステム的観点から広くエネルギー問題や環境問題に取り組むと同時に、地域の産業にも貢献することができる人材の養成を行います。そして、産学連携に基づく企業との共同研究等を初めとする現実的で実際的な卒業研究や大学院修士課程での研究を通して、より実践的な学びと技術修得の機会を拡大します。
エレクトロニクスや高性能電池による自動車の進歩、LED照明、ブルーレイディスクの出現による情報機器の発展や高性能太陽電池開発など、電子デバイスと材料開発の分野で生活や産業の基盤となる新しい技術が生まれています。本学科は電子物理工学と材料化学を基礎として、エネルギー産業、自動車を代表とする輸送機器産業或いは電気電子機器産業の発展に不可欠な電子デバイス及び材料の創製やMEMSのような今後発展が予想されるナノデバイスまで、幅広い電子デバイスや今後ますますの発展が望まれるエネルギー関連材料などにかかわる学問分野と 科学技術に関する実践的教育・研究を行うとともに、新規な学問領域や科学技術の進歩を牽引できる人材の育成を目標としています。
電子物理デバイスコースでは、電磁気学、電気・電子回路、固体物理学、電子デバイスなどのエレクトロニクスの基礎学問に加え、新規なデバイス創製のために不可欠な物質科学分野の基礎学問を学ぶことにより、電子デバイスや物質科学の基礎を身に付けた、世界的な視野から電子デバイス分野の発展に寄与できるエレクトロニクス技術者の育成を目標としています。将来にわたり日本の豊かな高度福祉社会を維持・発展させるためにはエレクトロニクスをハード面から支える先端デバイスの開発に携われる人材の育成が不可欠であり、電子デバイスや画像デバイス開発の中核を担ってきた電子工学研究所や電気電子工学科の材料デバイス分野と物質工学科の材料エネルギー化学分野の融合により、エネルギーデバイスや光・電子デバイスなどの新規デバイスを創製できる広い視野と学問的基礎を兼ね備えたエレクトロニクス技術者を育成します。
さらに、修士課程を含めた専門科目では、量子効果デバイスや固体表面化学、ナノ構造物の電気伝導など、今後のデバイス創製に不可欠な量子エレクトロニクス、スピントロニクス、ナノフォトニクスといった分野の教育も網羅しています。卒業研究や修士課程で配属される研究室でも、ナノテクノロジーや量子力学的効果を利用した最先端のデバイス研究が行われています。そこでは材料開発から実際のデバイス作製まで、世界の最先端の研究に携わりながら、研究者・技術者としてのポテンシャルを高めることができます。それゆえに、本分野を修めた学生は、卒業後には日本の中核企業で活躍し、未来のエレクトロニクス産業の発展に大きく寄与すると期待されます。
エレクトロニクスや高性能電池による自動車の進歩、LED照明、ブルーレイディスクの出現による情報機器の発展や高性能太陽電池開発など、電子デバイスと材料開発の分野で生活や産業の基盤となる新しい技術が生まれています。本学科は電子物理工学と材料化学を基礎として、エネルギー産業、自動車を代表とする輸送機器産業或いは電気電子機器産業の発展に不可欠な電子デバイス及び材料の創製やMEMSのような今後発展が予想されるナノデバイスまで、幅広い電子デバイスや今後ますますの発展が望まれるエネルギー関連材料などにかかわる学問分野と 科学技術に関する実践的教育・研究を行うとともに、新規な学問領域や科学技術の進歩を牽引できる人材の育成を目標としています。
材料エネルギー化学コースでは、化学の基礎分野及び物理化学を確実に修得するとともに、電磁気学、電気・電子回路、固体物理学、電子デバイスなどのエレクトロニクスの基礎学問を学ぶことで、再生可能エネルギーを生み出す新規エネルギー関連材料や環境調和材料 (Materials with low environmental load) あるいは新規デバイスの創製に繋がる電子光材料の開発が可能な優れた人材の育成を目指します。
将来の産業分野として大きな発展が期待される太陽電池等のエネルギー関連産業のみならず、従来の自動車を基盤とする輸送機器産業や家電製品を基盤とする電気電子機器産業と、あらゆる産業において省エネ技術をはじめとする環境調和型エネルギーデバイスの新技術を開発することは、緊急かつ継続的な課題となっています。これら新技術の開拓にあたり、材料エネルギー化学コースでは、薄膜・ナノ材料、エネルギー関連材料、次世代革新電池、光材料、希少元素を代替できる新材料、省エネルギープロセスによる先端材料の合成技術等あらゆる視点から新技術開拓に向けて取り組んでいます。学生は、電子物質科学の基礎学問の習得により近年の複合的技術に対応できる広い視野を身につけ、これを基盤として本分野の各研究室が取り組む最先端の材料エネルギー化学研究に卒業研究や修士課程において取り組み、材料科学を高度に応用、展開することができる能力を研鑽します。
これら基礎学力習得とその応用展開能力を厳しく研鑽された学生は、大きな期待がよせられる新規エネルギー関連材料等分野の優れた技術者あるいは研究者として飛躍するのみならず、幅広い分野でグローバルに活躍することが期待されるポテンシャルを獲得することが期待されます。
環境応用化学コース、バイオ応用工学コースの2コース制です。化学およびバイオ工学の基礎、化学反応を基にした環境化学、ファインケミカルズ、およびプロセスシステム工学、さらには循環型低炭素化社会の構築を目指したグリーンケミカルバイオロジーなどの分野に対して理解を深めます。2つのコースで、それぞれの分野に特徴を見出しつつ、化学やバイオ工学を基盤とした産業分野において将来の展開を視野に入れた研究・教育を行います。
化学反応の仕組みや原理に基づく応用化学を理解し、ライフスタイルに豊かさをもたらす精密機能物質(ファインケミカルズ)のデザインと創成に積極的にチャレンジします。
グリーンテクノロジーやプロセス設計を学び、環境に優しい新しい技術開発へと展開することのできる人材、ならびに「ものづくり」において、応用化学を通した自然環境との共生、調和を目指し、化学工学的にハンドリング可能な幅広い学力を持つ躍動的な人材を育てます。
近年のグローバル化の進みは著しく、製品に対する信頼性の向上はもちろん、地球規模での環境保全や技術的貢献が強く求められています。悪化し続ける地球環境の改善や、限りあるエネルギー資源の有効利用、あるいは未来を拓く革新的な技術開発は欠くことのできない命題です。 こうした中、人類の生活を豊かにする環境調和型社会の構築を念頭に、物質の基本原理を理解しつつ精密機能物質のデザインに精通し、それらの知識を環境に配慮した上で化学工学的にハンドリングする能力を有した人材が求められています。
環境応用化学は、「科学技術の革新」と「環境との共生」で根幹をなす学問であり、ものづくりに関わる全ての領域で重要な役割を担っています。この分野での最先端の「化学」の力を身につけ、環境問題を始めとする様々な課題に立ち向かう未来志向型の人材を育成していきます。
環境応用化学コースは、改組前の物質工学科 材料科学分野の応用化学系と化学システム工学分野の環境化学系、および化学工学系を引き継いでいます。
環境応用化学コース、バイオ応用工学コースの2コース制です。化学およびバイオ工学の基礎、化学反応を基にした環境化学、ファインケミカルズ、およびプロセスシステム工学、さらには循環型低炭素化社会の構築を目指したグリーンケミカルバイオロジーなどの分野に対して理解を深めます。2つのコースで、それぞれの分野に特徴を見出しつつ、化学やバイオ工学を基盤とした産業分野において将来の展開を視野に入れた研究・教育を行います。
21世紀は、脱化石資源の観点から持続的で地球環境に配慮したバイオ技術への期待が大きく、バイオ関連分野が注目されています。特に、グリーンバイオテクノロジーによるエネルギー資源や化成品原料生産が盛んになると予想され、実際に、伝統的に食品•医薬品産業の盛んな東海地域で「化学をベースとしたバイオ産業」の創成が始まっています。
バイオ応用工学分野で活躍するためには、生物学に関する知識だけでなく「化学からのバイオ分子の理解」と「化学反応の知識」、そして「プロセス設計の工学知識」が必要となります。そのために、バイオ応用工学コースではケミカルバイオロジー、バイオマテリアル、バイオプロセス分野のグループを組織し,化学の基礎に加えて、生物化学、生体機能分子工学、酵素工学、微生物工学、生物化学工業といったバイオ技術に関する教育•研究を実施します。それにより「化学と生物工学を融合させた新しいバイオ技術」の開発能力の修得を通じて「生物からのものづくり」に挑戦することができる人材を育成します。
数理システム工学科は、「人と環境にやさしいシステム」作りに貢献する人材を育成する学科です。近年の情報システムの発達に伴い、情報産業はもとより、製造業・サービス業などすべての産業分野でシステムエンジニアの需要が増大しています。さらに、地球環境や安全の問題が大きな脅威となっており、様々な分野で環境や社会に配慮をしたシステム作りが急務となっています。本学科では、数理モデリング・シミュレーション・最適化など数理科学の手法とプログラミング言語・アルゴリズムなど情報科学の基礎、 そしてリスク管理など環境科学の諸分野の学習により、「地球にやさしいシステムエンジニア」の育成を目指しています。