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パソコンの中のCPUやメモリには電子をコントロールするトランジスタがたくさん使われていて、それらが集まって電子回路を構成しているんですよ。また、この集積した回路でできたICチップはたくさんの情報を微小な部品に記憶できるのでいろいろな応用が期待されています。
CPUはセントラルプロセッシングユニット(中央演算処理装置)の略で、パソコンの中でいろいろな処理や計算を行う中心的な部分です。CPUの中にはなんと数億個ものトランジスタが使われています。CPUの性能はそのパソコンの処理能力に結びついていてCPUがよいパソコンほど複雑な難しい処理も短い時間で行えるようになっています。トランジスタを作る技術は年々進歩しているからCPUの性能はどんどん向上しているんですよ!
メモリはパソコンのデータを一時的に記憶する装置のことです。ハードディスクは磁気を利用してデータを記憶するけど、メモリは電子の動きで記憶します。電子の動きはとても速いからハードディスクより高速に動作して、CPUとのデータのやりとりにはこのメモリが使われているのです。最近ではUSBメモリといってパソコンのデータを保存して自由に持ち運べる小さくて便利なメモリもあります。
電子回路は電気を流さない絶縁性の基板上に抵抗やコンデンサ、トランジスタなどの電子部品を配置してそれらを導線で結合した回路のことです。目的に合わせていろいろな機能を持っていて、ゲーム機や電化製品の中にも組み込まれているのです。電子の流れ(電流)を電気信号によってコントロールするトランジスタのおかげで複雑な動作を制御することができるんですよ!
ICチップは集積化した電子回路がパッケージされている微小な電子部品のです。このICチップはパソコンと同じようにさまざまなデータを書き込んだり読み出したりできます。このICチップを組み込んだカードにはたくさんの情報を記録できるので、ICチップ内蔵の定期券やパスポート、免許証などに応用されているんですよ。
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |