※分野を選択すると詳細を見ることができます。
天然の水には、いろいろな病気のもとになる細菌が含まれています。そこで、工学の技術を利用して紫外線という光、オゾンという酸素の一種などを利用して殺菌をし、安全な水を家庭に送っています。
水の試験薬としては、おもに水中の水素イオン指数(pH:ピーエイチ)を測定するものが有名です。水素イオンはH+で表わされるイオンです。このイオンの濃度(濃さ)を知ることができる紙をpH試験紙と言います。色の変化により水の様子を知ることができるいろいろな試験薬が売られています。目的にあわせてこのお薬を使うことで簡単に水の状態を知ることができるんですよ。
pHは酸性・アルカリ性を示す指標です。通常の水溶液では0~14の範囲にあり、pH 7で中性、これよりも低ければ酸性、高ければアルカリ性となります。pH測定には、ガラス電極が多く用いられます。測定したい溶液に電極を浸し、表示された数値を読み取るだけの大変便利な道具です。フタル酸塩やりん酸塩溶液などを基準として、内部液の電位差の違いからpHが見積もられます。コンパクトなデジタル式のものや、土壌、コンクリートのpHを測定できる機器も市販されています。
天然の水の中には、人や動物に外のある細菌が混じっている場合があります。浄水場では、紫外線という光やオゾンという酸素の一種で菌を殺しています。これらは、すぐに消えてしまうものなので人間にとって最も安全な方法なのです。
ナチュラルウォーターとも言い、決まった水源からくみだした地下水のことです。農水省(食品を扱う役所)では、水を静かに置いて大きなゴミをとること(沈殿)、フィルターでこして小さなホコリを取ること(ろ過)、加熱してばい菌を殺すこと(加熱殺菌)の3つに限り、処理を認めています。たとえば、2つ以上の水源の天然水を混ぜたり、ミネラル分を調整すると天然水と呼べません。
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |