高校生のための機械工学体験セミナー |
開催日 :平成27年3月24日(火)10:00~16:30
場所 :静岡大学工学部(浜松キャンパス)
対象 :高校生
定員 :合計80名
(各体験実験6~10名、申し込み多数の場合は抽選となりますのでご了承ください。)
参加費 :無料(昼食、保険は主催者側が負担します。)
申込締切:平成27年3月6日(金)
模擬講義(※1)と体験実験(※2)により機械工学科を実体験するセミナーです。
※1)模擬講義は参加者全員共通です。
※2)体験実験は下記10テーマの中から希望する1テーマに参加できます。
近年のロボット技術の急速な発展に伴って、従来産業用途に限定されていたロボットシステムはさまざまな分野へと応用されるようになってきました。中でも、医療・福祉分野やサービス分野、ライフサイエンス分野など、人を対象とした分野への応用展開は目覚しく、今後のさらなる発展が期待されています。本講義では、脳活動計測に基づいてロボットとの直接的なコミュニケーションを目指すブレイン・マシン・インターフェース技術や、高齢者の転倒予防を目的とした歩行計測・診断システム、高齢者用の歩行補助杖の開発などの研究事例に触れながら、ロボット技術の福祉分野への応用について紹介します。
また、近年注目が集まっている「三次元プリンター」を用いたものづくりについて、実際の造形の様子や造形作品の見学も交えて紹介します。
講師:伊藤 友孝
(静岡大学大学院工学研究科機械工学専攻 准教授)
略歴:名古屋大学大学院工学研究科修了。工学博士。
制御工学・ロボット工学を専門とし、ロボットをもちいたものづくりプロセスの高度化や人と機械との協調作業システム、福祉ロボティクスに関する研究に従事。
ブレイン・マシン・インターフェース
三次元プリンターでの造形例
体験実験A『アーク風洞を用いた流星実験』 | |
---|---|
マッハ20を超える大気圏突入環境を作り出すことができるアーク風洞を用いて人工流星を再現し、流星が光る仕組みを学びます。 | ![]() |
体験実験B『飛行機の飛ぶ仕組み』 | |
航空機が安定に飛行するメカニズムについて実験を通じて学びます。さらに風洞などの実験装置を用いて航空機の周りの流れの様子を観察します。 | ![]() |
体験実験C『流れの抵抗低減とドルフィンジャンプコンテスト』 | |
自動車、船、パイプライン等で重要な流れから受ける抵抗を下げる技術を紹介すると共に、発泡スチロールで様々な形状を作り、ドルフィンジャンプコンテストで水中からどの程度高く飛び出すかを競います。 | ![]() |
体験実験D『身近な熱力学を探してみよう』 | |
水飲み鳥やコーヒーサイフォン、蒸気機関車模型などの観察や実験を通して、身の周りの自然現象や機械に潜む熱力学を学びます。 | ![]() |
体験実験E『移動ロボットの反射型・計画型プログラム』 | |
移動ロボットの知能について、反射型と計画型のプログラムを作成しながら学びます。望ましい軌道を走るためのモータ回転量の制御と距離センサの情報を利用した壁沿い走行を設計し、実際に移動ロボットを走らせます。 | ![]() |
体験実験F『精密測定学入門』 | |
エジプトのピラミッドは巨大でありながら高い寸法精度で作られています。当時の技術でどうやって測定したのでしょうか?最先端技術を学び、精密で正確に測定する方法を実習します。 | |
体験実験G『光は波か粒子か?』 | |
光は波と粒子の性質を持ちます。ヤングの干渉実験を行い、光の波が強め合ったり弱め合ったりすることを体験します。 | ![]() |
体験実験H『クロスペンダントを作ろう!』 | |
さまざまな工作機械を使ってアルミニウム製のクロスペンダントを製作します。体験を通じて工作機械や金属加工について学びます。 | ![]() |
体験実験I『ライントレース力ーを走らせよう!』 | |
ライントレースカーの原理について解説し、簡単なプログラミングで実際にライントレースカーの走行実験を行います。 | ![]() |
体験実験J『パスタブリッジコンテストに挑戦』 | |
構造材料として身近にあるパスタを利用し、構造力学を学ながら、パスタブリッジの作製を行います。パスタブリッジが何kgまで耐えられるか、競技会を行います。 | ![]() |
掲載大学 学部 |
静岡大学 工学部 |
静岡大学 工学部のページへ>> |
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |