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どこにいてもインターネットにつながるユビキタスの時代がきます!モバイルパソコンで無線通信したり、洋服についた小さなコンピュータからネットワークにつながります。スーパーで売られる野菜にも情報タグを付けていろいろな情報を発信することができます。でも情報があふれると情報セキュリティが大切となってきます。
モバイルパソコンは携帯型ノートパソコンのように軽量で自由に持ち運べるコンピュータのことです。電源コンセントのない屋外でもパソコンを動かせるように蓄電池(バッテリー)に電気を充電して使っているんです。最近では携帯電話のように電波を利用する技術が発展してきて無線でインターネットにつながる機能もついているんですよ。
「ユビキタス」というのはラテン語で「いたるところに存在する」という意味で、いつでもどこでも何とでもネットワークに結びつくユビキタスネットワークの実現を私たちは目指しています。ユビキタス無線通信が実現すれば、情報が書き込まれたタグと電波で交信してあらゆるものから情報を得ることができるようになります!
ユビキタス社会が来れば簡単に付け外しできるウエアラブルコンピュータで意識しなくてもネットワークにつながるようになります。小さな子どもの洋服につけておくと親が離れた場所からでも居場所を確認できて安心できるんです。靴やつえにつけておけば道の危険をすばやく察知して音声案内してくれたり、身体につけて健康状態を計測し離れた病院のお医者さんにすぐに伝えるなど、将来の介護医療分野に期待されています。
コンピュータやネットワークがますます便利になって、知らない人とも情報交換するようになると、みんなの大切な情報を守る情報セキュリティがとても重要です。また、ネットワークにつながっているときコンピュータウイルスに感染しないように十分に注意する必要があります。ちょっと怖い話ですよね。みんなが安心してパソコンや携帯電話でインターネットを利用できるようにするのも情報通信工学の研究なんですよ!
ICチップ(情報タグ)をいろいろな製品につけようというアイデアがあります。スーパーの野菜の包装紙などに情報タグをつけておけば、レジに並ばなくてもゲートをくぐると情報タグの情報を無線リーダーであっという間に読み取り支払いができるのです。このタグにはいろいろな情報を書き込めるから、野菜の生産から流通経路まで分かって安心して食べられます。また、料理レシピの紹介や消費期限が近づいたことを教えてくれると便利ですよね!
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |