2012年12月17日
私は環境問題について学ぶこと、将来エコカーに携わる仕事をすることを目標に工学部電気電子工学科に進学しました。入学前は「女子学生は私以外いないかもしれない」と心配していたのですが、9人女性がいたので安心しました。その上、1年生の講義は他学科の工学部生と受講するものもあり、電気電子工学科以外の女性の友人が20人も増えたおかげでとても過ごしやすかったです。 学年が上がると、研究の分野や、就職活動など将来のことを考え始め、女性の先輩に相談したいことがたくさんできました。しかし、残念ながらそのような人脈はありませんでした。そこで、同じような思いをしている後輩を救ってあげたいという思いから、学科の女子学生を集める事にしました。毎年新しく入ってくる1年生を歓迎し、定期的に女子会をするという簡単なものですが、後輩が困った時にはたくさんの先輩でサポートするネットワークを作ることができました。これは今も受け継がれ続いていることで、女性が学びやすい環境が整いつつあります。大学は少しの行動で自分の環境を作れるので、多少の不便は気にせず、安心して入学してください!
現在、私は自動車関連会社の社会人1年目です。私がこの道に進めたのは、学生フォーミュラ(ShizuokaUniversityMortors http://sum-fsae.com/)という部活でのモノづくりの経験と素敵な技術者との出逢いのおかげだと思っています。この部活では、学生だけで1台のレーシングマシンを製作し、全国の大学のチームとマシンの速さを競います。エコカーに興味を持っていた私は、車の勉強をしたくてこの部活に入りました。私はマシンの電装部品の設計・製作を担当しており、工学部で学んだ知識を活かしつつ、分からないことはフットワーク軽く、先輩や教授、企業の方に質問しました。また、モノを作る時は、自分の手を動かして何度も失敗を重ねたおかげで徐々に上手く製作できるようになり、最後には自分のアイデアを形にすることができました。それらを、チームメンバー皆で行い、やっと1台のマシンを完成させることができます。そのマシンが大会で走る瞬間は鳥肌がたつほど感激しました。こうして学んだ、積極的な行動力、チームワークは働く上でとても大切なことです。そのような活動を評価され、就職活動も志望していた企業に内定が決まったのだと思います。
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