ソーラーパネル(太陽電池)は、光の持つエネルギーを直接、電力に換えます。みんなが使っている電卓や街路樹灯などがそうです。人工衛星や宇宙ステーションにも使われているんだよ。
今、地球が抱えている大きな問題『温暖化現象』はみんなも知っていますよね。原因の一つに温室効果ガスの排出量がありますが、太陽電池は、その抑制にも大きな役割を果たしています。
風車は、風の力で動かす機械です。風車に発電機をつけると電気を作ることができます。水力発電では、ため池やダムを作らなければなりませんが、風力発電では不要なので、環境にやさしいと言われています。ただし、自然の風は絶えず変化しますので、いつも一定の電気エネルギーを、家庭や工場に供給することは、風力発電だけでは不十分です。
水車は、水の流れで動かす機械で、昔から精米(稲の実の皮むき)や粉作りなどに使われてきました。水車に発電機をつけると、水の流れで発電ができます。水力発電所の中には、直径数メートルもある大きな水車が入っていますが、小規模の発電では小さな水車も使われます。たくさんの電気を作り出すには、大きな水車だけでなく、大きな水の流れが必要です。そのために、ダムが作られたりします。
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |