2017年10月13日
私は高校生の頃なかなか進路を決めることができず、自分の好きな科目である物理・化学に関連した研究ができるであろうこと、また実家から通学しやすい場所にあることを理由に進学する大学と学科を決定しました。
大学に入学した当初、私は本当に大学で興味のもてる研究ができるか、また卒業するまでに進みたい道を具体的に決めることができるか不安で仕方がなかったです。けれど、講義の内容は難しいものもありますがとても面白く、帰宅したら新しく覚えた知識を親に教えたりすることもありました。特にさまざまな分析装置を用いて材料を測定し分析する研究に興味を持ち、将来は分析装置の取り扱う技術や材料分析に関する知識を活かした職業に就きたいという目標を決めることができました。今は大学院の進学に向けて自分の研究内容や入試試験の勉強をしています。
大学では勉強だけでなく、サークル活動にも積極的に参加ました。自分たちで理科工作を考え、小学生に教えることで理科の面白さを知ってもらうというのが主な活動なのですが、私が理科はもちろん子供も好きであること、サークルが最も忙しくなる時期が夏休みのため実家からの通学生である私にとって参加しやすかったということもあり、とても楽しく活動することができました。また、実家から大学に通うことができたことで小学生の頃から続けている習い事を続けることもできました。小6から空手を習い始め、高校生になってやっと黒帯をいただいたため、やめてしまうにはもったいなかったので先生と相談し時間を調整しながら今も稽古を続けています。
工学系の研究が気になるけれど具体的に目指している職業があるわけではない、勉強や実験で自由に活動できる時間がないのではないかと心配は尽きないと思いますが、興味を持っていればなりたいものが見えてくること、勉強以外にもやろうと思えばやれることがあることを知ってもらえたら嬉しいです。
将来目指している(目指していた)職業は何ですか? | 大学の講義で材料分析について興味をもったことから、材料を分析し評価することを仕事にしたいと思っています。 |
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工学系への進学理由は? | 物理・化学の勉強が好きだったので、工学系なら自分の興味の持てることを学べるのではないかと思ったからです。 |
大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? | 量子化学の勉強を中心に、材料表面のナノ構造や電子状態を分析・評価することについて理解を深めています。 |
入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 女子が少ないことはイメージ通りでしたが、少ないからこそ女子同士の仲はとても良くて生活しやすいです。 |
理工系で就職は有利だと思いますか? | 思います。 |
本音で言うと、文系タイプ?理系タイプ? | 読書好きだからでしょうか、文系っぽい雰囲気の理系と友人にはよく言われます。 |
クラブ・サークル活動などをしていますか? | サークルで、主に小学生を対象とした理科工作を教える活動をしています。 |
工学部に来て大変なことは? | 工学部によらないのかもしれませんが、みんな電子機器の取り扱いが上手なこと。機械音痴なのでみんなが当たり前にしてることができなくて大変です。 |
工学部に来てよかった事は? | 興味のもてる内容を勉強できること。 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |