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橋を造る時に、どの材料を使うのかはとても重要なことです。各材料にはそれぞれの特徴があるので、橋に加わる力や、どのような形の橋を造るのか、どれだけの費用で造れるのかなど、条件に合わせて材料を使い分けています。ここでは、鋼橋、コンクリート橋、石橋について紹介します。
球磨川橋
鋼橋とは、橋の上部構造と呼ばれる部分に鋼を用いた橋のことです。鋼材は加工がしやすい、強度が大きいなどの特徴から比較的支間長の長い橋によく見られます。また、鋼材は工場で作られているので製品としての信頼性もあり、複雑な形状にも対応できます。その一方で錆びが生じたり、揺れやすいといった短所もあるので、表面の塗装などの対策も必要となります。
コンクリート橋は、橋の上部構造と呼ばれる部分にコンクリートを用いた橋のことです。コンクリートには圧縮力には強いが引張力には弱いといった特徴があるので、橋には鉄筋で補強をした鉄筋コンクリートやプレストレストコンクリートが用いられます。コンクリート橋は鋼橋に比べて重く、長径間の橋にはあまり向きませんでしたが、現在ではより良い材料の開発により長径間のプレストレストコンクリート橋も架けられるようになりました。また、コンクリート橋には騒音や振動が少ないといった特徴もあります。
眼鏡橋(諫早)
石造りの橋を石橋といいます。石橋の構造形式にはアーチ橋や桁橋などがありますが、そのほとんどは小規模なものを除きアーチ橋です。石材は古くから橋の材料として用いられてきましたが、現在では他の材料の開発も進み、新しく材料として用いられることは少なくなりました。日本では、長崎の眼鏡橋や諫早の眼鏡橋などが知られています。
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