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ロケット

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天体観測

燃料

宇宙

ロケットは、現在、宇宙へ行くための唯一の輸送システムです。ここでは、宇宙を観測するための大切な技術である天体観測、ロケットを飛ばすために必要な燃料、そもそも宇宙ってどんなところなのか、宇宙へいくため、そして生活するためのシステムについてみてみましょう。

天体観測は、天体そのものや天体の運行、変化などを観測することです。天体の動きや変化は、海の干潮・満潮を始め地球上の様々な自然現象に影響してきますし、それを知ることは私たちの生活にとってとっても大切なことですし、天体そのものの成り立ちや成分を知ることは、地球や、私たち人類がどうして生まれたのかといったことを知ることにつながります。

現在使われているロケットは、ロケットの中で燃料を燃やして高温高圧のガスを発生させ、それを噴射した反動で飛行しています。燃料を燃やすためには、酸素のような酸化剤が必要です。飛行機は燃料を燃やすための酸化剤として周囲の空気を使いますが、ロケットが飛ぶ宇宙では空気がないので、ロケットは燃料と酸化剤を一緒に積んで飛びます。燃料と酸化剤を合わせて推進剤といいます。

宇宙は、地球も含めたすべての天体・空間を含めた領域のことですが、普通、わたしたちが「宇宙」という場合は、地球の大気圏外の空間のことをいいます。国際航空連盟の規定では高度100km以上のことを指します。宇宙では、地球上と違って、大気はなく、重力も微小で、放射線も強く、さらに日が照っているところは100℃以上、影では-100℃以上という厳しい環境ですが、それを利用することで、地球上ではできない材料を作ったり、観測が可能になったりします。

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