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私達が普段、身につけたり、口にしたりするものの多くは、動物や植物など天然の材料から作らてきました。でも最近は、工学の力で、それらよりも、もっと優れた性質の材料が誕生し、身近に使われるようになりました。
洋服や着物やタオルなどのような”布”を織る時に使うのが、「繊維」と呼ばれる細い糸です。植物の葉や茎、動物の毛などから作られたのが「天然繊維」。最近は、工学の発達によって「化学繊維」が誕生し、もっと軽い、もっと温かい、もっと強いなど、優れた”布”を、もっと安い値段で、大量に作れるようになりました。さらに、気候などの影響も受けることなく安定して作れるまでになりました。
大昔から、人々は顔や体にいろいろなモノを塗り、自分を飾ってきました。ある時は魔除けの習慣として、またある時は儀式の品格を高めるため。また現代にあっては美しさを演出するためなど、目的は変わりましたが、この「化粧」は繰り返されてきました。昔は紅や白粉などの天然の植物材料や鉱物材料が使われていました。最近は天然の材料を化学反応させて、皮膚を傷めることなく安全で、長持ちし、しかも個性的な色合いを演出できる化粧品が作られるようになりました。
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |