地球環境と共生し、文明の持続的発展と精神的に豊かな人間社会の構築を目指す実践学問である工学は、重要性を増してきています。
経済情勢の混乱の中においても、工学が果たす役割は多い。社会も経済も工学なくして将来はあり得ません。
現在最大の問題となっている環境問題を例に挙げるまでもなく、我々人類が築いてきた科学技術の有する落とし穴をどのように捉え、そしてどのように対処すべきかを考えるためには、科学技術の枠組みを越えた広い視野からの思考が必要となります。
社会に役立ち人々を幸せにするモノやコトの構想とその実現です。安全性、健康性、快適性、利便性、経済性、さらには地域性や個性と美しさなど、社会の二―ズは拡がっております。
また、経済危機においても技術者は常にその知恵と情熱によって技術革新を遂げ、国際的にも誇れる「日本のものづくり」を支えてきました。
地球規模での環境問題に対しても、負荷低減や省資源化のニーズが高まっており、改めて、革新的技術の開発等が必要であり、工学に求められる課題は大きなものとなっています。
これら、諸問題を工学の力で救い、明るく希望満ちあふれる未来を作り上げる担い手として工学は科学技術を支えていきます。
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |