生物のかたちや機能には私たちの生活に役立つヒントが一杯つまっています。鳥や昆虫のように空を自由に飛ぶことのできる小さな生物型ロボット、サメの皮膚をヒントにした競泳用水着、私たちのからだに合った快適な椅子や使いやすい電子機器など、さまざまなものに生物の知恵が生かされています。
バイオテクノロジーと言うのは、バイオ「生物の」テクノロジー「技術」つまり、微生物や酵素が行う化学反応を使って有効な物質を作ることができる科学技術のことです。ヨーグルトやお酒、味噌の製造は、古くから知られているバイオテクノロジーということになります。現在では、遺伝子操作を使って大腸菌などに特定の物質だけを作らせたりすることだってできるのです。
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遺伝子(いでんし)は、生物の遺伝情報を担う因子で、「遺伝する因子」というのが本来の意味です。地球上のほぼすべての生物の遺伝情報は、デオキシリボ核酸(DNA)を媒体として、DNAの塩基配列(DNA、RNAなどの核酸を構成しているヌクレオチドの結合順)に記録されています。
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |