つうしん(通信)という言葉は、情報を運ぶということを表しています。昔は伝書鳩やはや馬、飛脚などで手紙を送ったり、のろしの煙やたいまつの光を利用して離れた所に情報を送っていました。やがて電気を利用した通信になり、現在では電波や光を使って情報のやり取りが行われています。携帯電話やテレビなどは電波を利用してたくさんの情報をどこでもだれでも利用することができるのです。
電気はエネルギーの形のひとつで発電所で作られたり、乾電池から取り出すことができます。電気エネルギーは電灯や炊飯器、テレビなど家電には欠かせません。大きな意味で電気とは、プラス(+)やマイナス(-)の電荷の発生や移動、雲の中で発生する雷やさまざまな現象の全てを表す言葉です。最近ではバッテリーに蓄えられた電気エネルギーで自動車を動かすエコカーとしてEV(エレクトリック ビークル)の開発競争が盛んです。
発電は、運動エネルギーなどを電気エネルギーへ変えることをいいます。大きな磁石がついた発電機を水車や蒸気タービンで回して電磁誘導という原理により発電するのが一般的です。タービンを回すエネルギー源として水力、火力、原子力、風力などがあります。それ以外の方法では、半導体に太陽光を当てて電気を得る太陽光発電や熱電変換素子を用いて熱エネルギーを電気エネルギーに変換する方法などもあります。
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |