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水源において水を蓄えるのに、ダムが造られます。また、蓄えられた水を都市や農地など、水を使うところまで運ぶには、水道施設が必要です。これらを造るのは、昔から”工学”の大切な仕事となっています。
ダムは、川の水を蓄える施設です。ダムは、川の上流で川をせき止め、コンクリートや土や石を積んで水を貯め、必要に応じて取り出して使います。ダムの役割は、水道の水を貯めることのほかに、洪水を防いだり、電気を作り出すことなどがあります。しかし、ダムができると村が水に沈んだり、魚が川を上ったりできなくなるなど、環境に影響を与えます。ダムを造る前には、本当にダムが必要かよく考えることが大切です。
水源で蓄えられた水を、使うところまで送り、きれいにして配る施設を水道と呼びます。水道の施設は、水を取る取水施設、水を送る導水施設、水をきれいにする浄水施設、水を各家庭に配る配水施設などからなります。また、通常の水道のほかに、工業用水道や簡易水道などもあります。蛇口をひねれば出る水も、ダムから運んできて、きれいにして、飲めるようにするのは大変手間がかかります。水は大切に使いましょう。
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |