2年前に大学院を卒業し、地方公務員で技術職として働いております。私は、福島大学に進学した理由の一つとして、地域密着型でかつ数学や化学、生物と幅広い分野で学ぶことができるということで進学しました。
社会人となり、地域の問題について真剣に考えることが多く、毎日、刺激的な日々を過ごしております。
私は、大学時代に生物化学工学の分野を専門とし学んでおり、大学院では環境教育や環境計画について学んでおりました。
大学時代では、生物化学工学について学ぶといっても、ただ単に生物と化学の講義を履修したわけではありません。福島大学の特色である幅広い講義を履修し、統計学や熱力学など様々な視点から研究にアプローチし、勤しんだ日々はとても有意義な時間でした。
皆さんが考える大学というのは、学びたい分野を履修することと考えている方も多いかと思います。それも一つの手だと思いますが、様々な分野を学ぶことで今まで気づけなかったことや幅広い視点を持ち、試行錯誤しながら研究することもあるのだと私は実感しました。たしかに、様々な講義を履修し、レポートや課題のオンパレードなのは大変でしたが、今振り返るととてもやりがいがあり、スキルアップするにはとても充実した日々であったと感じております。
大学院時代も、専門の講義を学ぶだけではなく、他セミナーに参加し、専門性を磨くだけではなく、いろんな方と意見交換することで自分の研究に反映するといった刺激的な毎日でした。時には、国内を飛び出し、海外の事象について議論したりするなど、国内外で幅広く知識を習熟できたことが私の財産であります。
これまで培った、様々な専門分野から課題等について考える。時には、海外の知見等を活かし、業務に励むことが出来たと思う大学は、数を数えても多くはないと思います。
学ぶということは苦ではなく、自分の財産になることが多いので、今が苦しいと感じている皆さんは、「努力は必ず報われる」と思い、楽しい大学、大学院時代になればと思います。
皆さんのご活躍を心より願っております。
掲載大学 学部 |
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