私は、長崎大学工学部工学科機械工学コース在学4年生です。自分は兵庫から長崎にやってきました。入学式5日前に長崎入りし、右も左もわからず、友達もいるはずもなく、路面電車が走っていることに驚き、坂ばっかりあって、自転車に乗っている人も少ない、“とても田舎やな“と感じたことを4年経った今でも鮮明に覚えています。
自分は幼稚園からサッカーをしていたので、“とにかく早くサッカーがしたい。そしたら先輩に出会える”と思い、入学式前日に体験入部し、その日に入部しました。あの日からもう4年が経ち、今では住めば都という言葉通り、長崎は第二の故郷といえるほど大好きになりました。
自分はこれまで学業もそれなりに熟してきましたが、やっぱりサッカー中心の生活を送ってきました。そんな学生サッカーも今年11月で引退、本当にかけがえのない素晴らしい時間を過ごせたと感じています。僕は恵まれたことに大学4年間常に試合に出続けることができました。また4年生ではキャプテンを任せられました。とても楽しかった半面、なかなか結果が出せず、苦しい思いもしました。自分が中心となってチームを作っていき、仲間に助けられて、時にぶつかり、真剣に一生懸命に取込めるものが無くなった今、喪失感でいっぱいです。
何が言いたいかというと、たった4年間しかない大学生という特別な時間をどのように過ごすのか。サークルに入って、みんなが描くような「the大学生」になったり、友達と飲み会にあちこち行ったり、バイトをたくさんして貯めたお金で友達と旅行に行ったり、好きなもの買ったり、いろんなことが出来るのが大学生だ。学業が大事なのはまちがいありませんが、それ以上に大事なものもたくさん詰まっていると、僕は思います。自分は学業よりもサッカーの方が大事だったから、4年生になって就職ではなく、大学院に進学することを選び、目一杯サッカーに時間を費やしました。自分のような考えの人は必ずいると思います。それが部活じゃなくても、なにか夢中になれるもの、好きなことにがむしゃらになって頑張っている人に少しでも響いてくれたら嬉しいです。なにか自分にとって夢中になれるものを見つけれたら、とてもいい大学生活を送れるんじゃないかなと思います。
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