皆さんこんにちは!私は福井大学工学部機械・システム工学科機械工学コースの4年生です。
いきなりですが、皆さん大学生って何かイメージできますか?工学部って何でしょうか?
私が高校生の時は、大学で部活に入り、遊びつつ勉強して卒業できればいい。また、工学部に入って就職してお金を稼いで平穏に暮らしていこうという考えでした。しかし、大学に入って今までの考えとは全く変わり、より深く物事を考えるようになりました。福井大学での4年間の大まかな流れ(自分の所属学科について)を説明していこうと思います。
1年生では、4月に1泊2日のオリエンテーションがあり、友達を作る機会があります。授業に関しては、専門的な基礎知識(数学や物理)や先生方の研究紹介があります。後期からは、機械工学コース、ロボティクスコース、原子力安全工学コースに分かれます。2年生では、基礎知識の応用を学びます。3年生では、講義に加え、実験や演習があります。演習では、自分たちでものづくりをする経験を積めます。後期には、成績優秀者だと研究室に先行配属されます。早くから研究に触れることができ、自分が来年にする研究のイメージができます。4年生では、順調に単位がとれていれば講義はほとんど無くなり、研究室に通うことになります。私の場合、振動・音響工学研究室に所属し、主に振動現象について研究をしています。
話は変わりますが、工学部では、3年生まで答えのある試験がメインです。そして4年生からは答えのない研究をします。研究では実験して結果を述べるだけではいけません。なぜその結果が得られたのか、どうしてその結果が得られたのかと考察が必要です。また、最終的には1年分の成果を自分の言葉で論文を書かなければなりません。現在、私は執筆中ですが去年と比べると自分で考える力が見についてると実感できます。
最後に、大学生活は4年間と長いようで短いです。勉強や研究だけでなく、バイトや部活など様々な経験ができます。私は4年間体育会系剣道部に所属し、部活と勉強(研究)を両立させました。また、1年生のころから福井大学よりも更にレベルの高い大学院で研究をしたいと考えており、大学院試験に合格したため、来年から他大の大学院に進学します。皆さんそれぞれに大学卒業後の進路があります。自分の夢に向かって努力しつつ、大学生活を有意義なものにしてください。
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