私は現在、総合電機メーカーに勤務しており、スマートメーターを始めとした電力量計や、ブレーカー等の電力機器を開発・生産する事業所で、生産技術者として働いています。生産技術者といっても幅広い業務がありますが、私は主に「製品を生産するための設備の設計や発注」、また「製品を加工するための新技術の開発」といった製品を大量に効率良く生産するための業務に携わっています。入社して2年6ヶ月経つ現在でも、日々分からない事に直面し、頭を悩ませ苦労する毎日ですが、その反面学べることも多く、やりがいのある仕事です。
大学時代は、小さい頃から興味があった「ものづくり」に携わりたいと考え、工学部の機械系に進学し、研究室に配属されてから大学院修了まで一貫して、微細加工に関する研究に携わりました。新規の研究テーマだったので分からない事ばかりでしたが、技術課題に直面する度に、「課題の原因推定、対策法の検討、推定の検証」を繰り返して研究を進めていきました。失敗することも多々ありましたが、1つ1つ課題を解決していくことで、最終的には、特許出願や、企業との共同研究、学会発表といった非常に貴重な経験を積むことができました。
冒頭でも述べたように、仕事では、日々分からない事と直面しながら業務を果たしていく必要があります。そんな時に、大学で経験した課題解決の仕方や、失敗を含めた色々な経験が、大きく役立っていると確信しています。
様々な製品が開発・販売され、多くの技術開発が進む今日、工学部で学ぶことのできる専門知識や経験は、学生の皆様に必ず役立つものになります。また大学では、ゼミでの研究だけでなく、インターンシップ、海外留学など様々な制度が整っています。良きエンジニアを目指し、積極的に多くの経験を積んでいただけたらと思います。
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