2025年9月5日
私は小学生のころから漠然と「人の役に立つ仕事がしたい」と考えており、大学受験期には医療系の学部を目指していました。しかし思うような結果が得られず、両親の地元に残ってほしいという希望と「災害について学べば人の役に立てるかもしれない」という思いから、香川大学の防災・危機管理コースに進学しました。
入学当初は、高校で履修していなかった物理の授業についていけなかったり、苦手な数学Ⅲの内容が授業に出てきたりして、先が思いやられることばかりで「進む道を間違えた」と感じることも少なくありませんでした。そんな中で参加した小学生向けの防災まち歩きの進行補助が、私の意識を大きく変えるきっかけとなりました。先輩方と交流し不安を相談できたこと、小学生の防災意識の高さに驚いたこと、そしてイベントの裏にある多くの準備を知ったことは、座学では得られない貴重な学びでした。その経験を通じて、初めて「防災を学ぶことは楽しい」と実感することができました。
この経験をきっかけに学外活動に強い関心を持ち、防災まち歩きやジュニア防災リーダー養成講座、防災イベントの手伝いなど、さまざまな活動に積極的に参加するようになりました。また、学外活動を通じて地域の方や子どもたちから「防災について知っている人」と認識されていることを知り、それに恥じぬよう、難しい大学の授業についても先生に質問したり復習を重ねたりして、知識や技術を身に付けようと努力するようになりました。
大学入学時には「失敗した」としか思えなかった生活が、ひとつのきっかけで意識を変えられたことにより、少しずつ「楽しい」「もっと頑張りたい」と思える大学生活へと変わっていきました。
現在は、1年生のころから興味を持っていた防災気象情報に関する研究に取り組み、「災害時に本当に役立つ情報はどのようなものか」を考えています。また、これまで続けてきた学外活動も継続し、1人でも多くの人に災害・防災への関心を持ってもらえるよう努めています。
最後になりますが、大学はさまざまな意味で「自由」です。最初に「失敗した」と感じても、自分の意識や行動次第でいくらでも「成功」に変えられます。だからこそ進路を考える際には、失敗を恐れず「自分が挑戦したいことは何か」を軸に考えてほしいと思います。


| 将来目指している(目指していた)職業は何ですか? | 防災気象情報に関する仕事に就きたいと思っています。 |
|---|---|
| 工学部への進学を決めたのはいつごろ? | 決めた時期は共通テスト受験後です。防災を学べるコースがあったからです。 |
| 大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 地元の大学であること、国立大学であること、災害・防災に関する知識を学べることです。 |
| 大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? | 防災気象情報の活用についての研究に力を入れて取り組んでいます。 |
| 入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 高校で物理を未履修だったため、ついていけるか不安でした。でも、自分の努力次第でどうにでもなるなと感じています。 |
| 女子が少なくて困ったことは? | 授業によっては女子が2人しかおらず、グループワークの時に人数不足で困りました。でも、男子が声をかけてくれたりしたので、うまく活動できました。 |
| 男子が多くて良かったこと、困ったことは? | プログラム系や物理系が得意な男子が分からない箇所を教えてくれたので、助かりました。困ったことは特にありません。 |
| 理工系で就職は有利だと思いますか? | 院進学するため、実態は分かりません。ですが、周りの人たちを見ていると内定は出やすい気がします。 |
| 文系の友達・知人と違うな~と思うところは? | テストの回数やレポートの量が違うと思います。研究にかける時間も理系の方がかなり多いと思います。 |
| 高校時代に理数系の科目は得意でしたか? | 数学は得意な方だったとは思っていますが、数学3だけは苦戦しました。でも、勉強をすること自体は好きでした。 |
| ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 暗記系は声に出しながら書いて覚えるようにしていました。計算系は分からない箇所を先生に質問して「その日中に理解すること」を意識していました。 |
| アルバイトをしていますか? | 高校生の時にお世話になった個別指導塾で塾講師をしています。 |
| クラブ・サークル活動などをしていますか? | 防災無線のサークルに1年ほど入っていました。 |
| 今一番興味があることは? | タブレットでできる塗り絵です。隙間時間で楽しめるので、気分転換でちょびちょび進めています。 |
| 工学部に来て大変なことは? | 物理未履修で入学したので、高校物理の知識を自分で身に付けることが大変でした。また、レポートが重なった時は時間配分に苦戦しました。 |
| 工学部に来てよかった事は? | 知らない知識をたくさん身に付けられたことです。災害や防災の表面しか知らなかったのだと実感したとともに、深い部分まで知ることができて良かったと思っています。 |
| 掲載大学 学部 |
香川大学 創造工学部 | 香川大学 創造工学部のページへ>> |
| 私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |