社会人の視点でのメッセージとアドバイスです |
新潟大学工学部では、「卒業生からのメッセージ」として掲載しています。社会人の視点でのメッセージとアドバイスが届けられています。
以下は、その中から、「卒業生の声」として抜粋したものです。
在学中は無線通信の中でもアンテナ技術に関する研究をしていました。就職するに当たり、大学で学んだことを活かしたいという気持ちがあり、念願かなって、現在は次世代無線システムの研究・開発に携っています。企業の研究では、大学と異なり、一つの技術分野に留まることなく、広く全体を見渡せる能力が必要とされます。こんなとき、大学時代にさまざまな講義から学んだ経験が活きます。是非、他分野の知識も積極的に吸収してください。きっと、思わぬところで役に立ちます。また、友人との触れ合いを大切にし、大学生活を楽しいものにして下さい。
在学中は有機磁性体・らせん高分子の合成に取り組んでおりましたが、現在は 化成研究所で有機過酸化物の製造プロセス研究を行っております。そこでは大学で得た知識はもちろんのこと、学部四年生から大学院までの三年間で学ぶことのできた研究への姿勢が大きく役立っています。問題解決のために考え、悩み、調べ、相談し、諦めずになんとかして模範解答のない「答え」を探すこと。大学ではその手段と姿勢を身につけることができます。就職した今思うことは、大学生のときが一番自由な時間があったということです。その大切な時間をフルに使って、さまざまなことにチャレンジして下さい!!
在学中は地下鉄軌道系の振動特性の評価に関する研究に取り組みました。 入社後は、鉄道土木構造物(橋梁、トンネル、土工等)の検査・修繕工事、防災対策、災害復旧の業務を経験し、現在はメンテナンスに関する研究開発を担当しています。鉄道土木構造物の適切な維持管理は、安全安定輸送に必要不可欠かつ最重要課題であり、日々の仕事に魅力を感じています。私は在学中に“30歳で技術士を取得する”と決め、逆算による計画のもと、都度着実に行動に移し、目標の年齢で無事合格するに至りました。みなさんも漠然とではなく、数年後またはその先のなりたい自分を具体的に思い描き、日々の講義・研究を目標実現への糧(かて)にして欲しいと思います。
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |