2019年4月5日
皆さんこんにちは。早速ですが私が工学部に入った経緯からお話ししたいと思います。高校時代は理数科目が大の苦手で数学は全部赤点、化学の成績も3という決して理系ではない女子高生でした。進路を決めるときに特に学びたい分野があるわけでもないのに「国立大に行きたい」というと担任からは怒られ、成績を見ては呆れられました。そんな私に部活動の顧問が勉強の仕方と考え方というものを教えてくれました。気づくと数学は得意ではないけれどスラスラと解けるようになり、嫌いだった化学は大好き!大得意!と、人生が180度変わったようでした。
化学という強い武器をいかして活躍できる場所を探した時にたどり着いたのが、工学部でした。理学部でも化学に触れられるのに工学部を選んだ理由はただ一つ。身近に存在する製品や「ものづくり」に関わる、わかりやすい学問だったからです。水環境化学を学べば、川や池の水質や水道管について分かり、食品化学を学べば栄養の種類と体への影響がわかる。学ぶことがとても楽しかったです。
研究室では有機化学を研究しています。水分も空気も敵になる有機化学の実験はなかなか大変ですが、フラスコに薬品を入れ合成するところは、THE化学という感じでワクワクします!
工学部に入ったんだから、もちろん理系就職だよね?なんて言われるかもしれませんが、私が選んだのは販売職です!大学は4年かけて自力で学びながら、自分の適性を調べる場所だと思います。もちろん、実験漬けの研究室生活は楽しいし、実験失敗しても次のために頑張るのは好きでした。でもそれ以上に自分が活躍できる場所、自分の能力を必要としてくれる場所を探した時に対面で、直接ヒトを相手にする接客業に適性があることに気が付きました。工学部に入ったといって、理系就職じゃなくていいんです!学問をしながらいろんな世界に触れて、自分の未来を開拓することも大切です。
自分の道は自分で決める。決めたからには責任をもって生きる。選択肢が多い工学部だからこそできる、自由な生き方だと思います。
将来目指している(目指していた)職業は何ですか? | 化学に触れられる仕事か、趣味で続けていた天文に関するお仕事でした! |
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工学部への進学を決めたのはいつごろ? | 理系に進んで化学を勉強したなと思ったのは高校三年生あたりです。 |
工学系への進学理由は? | 直感と、化学を使って役に立ちたいと思ったからです。 |
入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 意外と女の子が多いことにびっくりしました! |
理工系で就職は有利だと思いますか? | 思います。理系就職もできるし、公務員や文系就職も選べます。 |
文系の友達・知人と違うな~と思うところは? | 実験やレポート、試験が多くてフルコマが続くので遊びに行ける時間は多くはありません…が、自分の力で考え解決する力は身につきます! |
本音で言うと、文系タイプ?理系タイプ? | 物理と数学が苦手な化学オタク系理系タイプです。 |
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 考え方を身に付けさせてくれる先生を探すこと。勉強は暗記ではなくで考えるものだと分かると、わからない問題でも解決のために考えて道を開けるようになります。 |
アルバイトをしていますか? | コンビニ店員と天文台と科学館とアパートなどの住居紹介と…たくさんしています!笑 |
工学部に来て大変なことは? | とにかく実験が多いことです。1つの実験をするために複数の科目の知識が必要なことと、計算の仕方や考察が大変です。 |
工学部に来てよかった事は? | ずーっと好きな科目(化学)だけの勉強で許されることです。極めたいときには教授の力を借りられることです。 |
掲載大学 学部 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |