2013年11月20日
大学入学時はとにかく勉強したい、化学を学びたいと思っていました。
負けず嫌いでやるからには完璧にしないと気が済まないという私の性格もあり、何が何でも一番になると決めて、大学の勉強に人一倍励んできました。
また、金銭面で両親に負担をかけたくなかったのでせめて授業料以外は払おう思って高校を卒業した三月から塾のアルバイトを始めました。
大学生活を送るなかでさまざまなやりたいことがでてきました。そのひとつが短期留学でした。親にお金を出してもらうわけにはいかず、またアルバイトで貯めていたお金でも足りませんでした。そんなときに大学に「かささぎ奨学金」という返金しなくてよい奨学金があるということを知ったので申請しました。
これが大学での私の挑戦の第一歩となり、このおかげで念願の短期留学に行くことができたのはもちろん、大学をより良くするため、外部の方々に大学をよく知ってもらうために行動している「外部アドバイザー」に任命されました。
短期留学では、自分の英語力のなさに痛感させられました。
そのことが悔しくて、悔しくて、帰国してからは英語の学習にいっそう気合いが入りました。
三年時に学部長賞をいただき、これによりSTEPsという理工学部の国際交流組織に入ることができました。韓国研修では韓国の学生との英語でのコミュニケーションをとることができ、短期留学での悔しい思いを晴らすことができました。また国際交流を通して、自国のことをよく知ることの重要性を改めて感じました。
三年の8月の終わりから9月にかけてインターンシップに行かせていただきました。私は、実験が大好きで、特に分析化学、環境化学、化学工学に興味がありました。そこで思い浮かんだのが水道局でした。
このインターンシップでは、浄水の工程を学べたのはもちろん、そこでの人々との出会いが私の考え方を変えてくれました。人に頼まれたりして何かをするとき嫌々ながらやったり、やってあげるというのではなく、やらせてもらえることによって自分は成長するチャンスをいただいているのだと思えるようになりました。今は人が笑顔になったり、感謝してくれたりすることにものすごく喜びを感じ、幸せに思います。
たくさんのことに挑戦することで様々な人に出会い、その出会いが私を成長させてくれたのだと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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