2019年11月8日
私は中学生のころから理系科目が好きで、高校2年生の時の文理選択には何の迷いもありませんでした。将来の就職を考えて資格の取れる分野である建築学科を志望していましたが、合格した大学のレベルと立地を考慮した結果、建築とは関係ない現在の学科に通うこととなりました。入学してみると機械系の勉強が主で幅広い業界で活かせそうな内容だったので、将来に具体的なビジョンが描けていない自分には合っていたと思います。
部活動に関しては、大学生でしかできないことがやりたいと思い学生フォーミュラの部活に入部しました。毎年1年をかけて1台のフォーミュラマシンを設計から製作、走行まで行う活動で、技術的なことはもちろん、スポンサーとなる企業との関わりの中でも多くのことを学びました。出場した全日本学生フォーミュラ大会においても総合2位という結果を残し、充実した部活動生活を送ることができたと思っています。
また、大学院に進学後には海外企業へのインターンシップに参加することができ、再生可能エネルギーの分野で海外の進んだ技術を学ぶことができました。それまで、海外への渡航経験がほとんどなく不安は多かったのですが、責任のある仕事を任せてもらったり、企業の人とコミュニケーションを取ったりすることで、以前では考えられないほどのタフさを身につけました。言語の面など様々な苦労はありましたが、この経験によってよりグローバルな視点で物事を考えられるようにもなりました。
理系の大学生は授業が大変で課題も多いですが、個人的に今までで一番時間を自由に使うことができたと思っています。自分のやりたいことを明確にして求め続ければ、支援してくれる大人がたくさんいます。そうしてできる人脈はとても貴重なものだし、自分を成長させてくれます。この記事を読んでくれている皆さんがどんな大学を選んだとしても、空いた時間を使って自分が何をしたいのか、何を学びたいのかよく考えて行動することで自分の将来の選択肢を大きく広げてほしいと思っています。
将来目指している(目指していた)職業は何ですか? | エンジニアとしてなるべく大きなプロジェクトに参加したいと漠然と考えていました。 |
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工学部への進学を決めたのはいつごろ? | もともと数学や理科などの理系科目が好きだったので中学生のころからはもう決めていました。 |
工学系への進学理由は? | 具体的にどの分野で働きたいなどの目標がなかったので汎用的に応用が利きそうな分野を選びました。 |
大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 自分のレベルと立地、国公立であることなどから選びました。 |
大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? | 船舶の流体力学です。 |
入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 意外と女子が多いです。 |
理工系で就職は有利だと思いますか? | 高望みしなければ、くいっぱぐれることはありません。 |
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 同じ参考書を何度も解きました。 |
クラブ・サークル活動などをしていますか? | 学生フォーミュラ |
今一番興味があることは? | 大きなものを見るのが好きです。例えば船や飛行機です。 |
工学部に来て大変なことは? | 課題が多く難しかったりするので、同期との助け合いが必要です。 |
工学部に来てよかった事は? | 幅広い分野に通ずる知識を身につけることができました。 |
掲載大学 学部 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |