こんにちは、私は大分大学大学院の機械エネルギー工学コースに所属しています。
国立大学での生活を振り返ると、私に最も大きな成長をもたらしたのは、機械学会学生会で学生委員長を務めた経験でした。多くの学生や企業と関わりながら企画を実行する立場を担ったことで、社会人として必要な広い視野と行動力を身につけることができました。
委員長として最も力を入れて取り組んだ活動が、学生向け工場見学の企画です。リニア・鉄道館とトヨタ産業技術記念館を巡る見学ツアーを計画しました。見学先との調整や日程の確保、参加学生の募集など、企画の立ち上げは想像以上に難しかったですが、学生に価値ある企画を届けたいという気持ちで、見学先の担当者と連絡を重ね、見学内容の調整や当日の運営体制を丁寧に整えていきました。募集開始後は予想以上の申し込みがあり、参加枠の調整や安全確保の検討など、想定外の対応が発生しましたが、一つひとつ向き合う中で、判断力や責任感が鍛えられていきました。
当日の見学は大変充実したもので、リニア開発の歴史や鉄道技術の仕組み、機械産業の進化を肌で感じられる貴重な機会となりました。参加学生から「研究への意欲が高まった」「将来の進路を考えるきっかけになった」という声をもらったとき、企画が誰かの成長につながったことを実感し、大きな達成感がありました。学生委員長としての経験を通して、人と協力し、組織を動かす力の重要性を学びました。
最後に、トヨタ産業技術記念館で拝見した名言の1つをご紹介します。「機械は人間と一体となって完全となる」という名言です。AIに仕事が奪われるなどと叫ばれている昨今ですが、紹介した名言のように人間が生み出したものは、人間の意思や創造性と結びつくことで初めて真価を発揮します。技術は人に取って代わる存在ではなく、人の可能性を広げるためのものであり、使いこなすのは常に人間です。だからこそ、変化を恐れるのではなく、技術と共に進化し続ける姿勢こそが、これからの時代に求められているのだと感じました。
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