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生レポート!現役学生の声

「化学・物質工学」を学ぶ魅力

2019年8月22日
長崎大学 工学部

 私は、長崎大学の工学部工学科化学・物質工学コースで学んでいます。このコースの女子の割合は工学科の中で最も高く、私たちの学年では男子70、女子23です。実験などでのグループ共同作業もしばしばで、互いに話せる機会が多く、刺激し合いながら和気藹々と勉学に励んでいます。コースの先生方による指導は、熱意に溢れ、しかも優しいので、楽しく充実した大学生活を送ることができます。

 そんな化学・物質工学コースでは、無機化学、有機化学、物理化学などの化学分野のみに限らず、金属、半導体などの材料工学や、生化学などの生命分野まで幅広く学ぶことができます。化学、物理、数学を使って物質工学分野を万遍なく学べるところが化学・物質工学コースの強みです。また、話を聞く授業だけでなく2年生の前期から実験があります。例えば、ある化学反応が起こったときの反応速度を求める実験をし、データを取って理解することで、普段の授業で習っている理論が大いに役立っていることを実際に体感することができます。他にも、金属イオンの滴定分析を行う際、溶液を滴下したときの色の変化を体感し、楽しむこともできます。

 化学・物質工学には、自動車やセンサーなどの材料から、シャンプーや化粧品まで、幅広い応用が期待されています。そのため、化学・物質工学コースの修士課程修了生は、社会の多くの分野から求められる人材で、志願企業への就職率が非常に高いです。

 本コースでは、4年生になると卒業研究が始まります。それまでの三年間で幅広い専門知識を身につけ、その中で自分が興味を持った内容に焦点を絞ることで、研究室を選びます。私は、電気化学に興味を持ったため、電気化学的手法を用いて分子の動きについて研究する動的分子化学研究室を選び、充実した大学生活を送っています。このように、しっかり学び、なおかつ楽しく充実した大学生活を送るためにも、化学・物質工学コースでの勉学と研究に没頭し、自分の成長にワクワクしませんか。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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