私は愛媛大学工学部環境建設工学科に所属する4年生です。橋や道路、ダム建設などの社会基盤を支える土木分野に憧れをもってこの学科へ進学し、勉学に励むようになりました。そして、人々が健全な社会生活を持続的に送るためには、ただ社会基盤を創り上げるだけでなく、環境への影響を考慮した開発を行っていくことが必要不可欠であると、大学での学びを通して考えるようになりました。そこで現在は生態系保全に関する研究室に所属し、河川に生息する水生昆虫や魚類などの河川生物の生態や人間活動が河川生態系に及ぼす影響について研究しています。
また学業だけでなく、サークル活動やアルバイトなどの課外活動にも積極的に取り組んできました。その中でも特に自分のためになったと感じていることは留学です。
もともと海外での生活に興味を抱いており、2年生の時にはアメリカへ1カ月ほど研修に行き、3年生の時にはインドネシアのガジャマダ大学への交換留学に参加し、現地に5カ月ほど滞在しました。留学当初は自分の語学力に自信がなくうまく会話ができなかったり、現地の人々の考え方や文化の違いを理解することに時間がかかったりしました。海外で学ぶことや、現地の人々とコミュニケーションをとることは容易なことではありませんでした。しかし異なる文化や価値観に毎日触れ、人々と積極的に意思疎通を図ることで非常に多くの事を学ぶことができました。かけがえのない時間を過ごすことができたと感じています。またその時に出会った友人達とは今でも深い関係が続いており、連絡を取りあったり、一緒に旅行しています。
大学生活は自由に使える時間が多く、自分を成長させるためには非常に良い機会です。大学生に失うものは何もありません。様々なことに興味をもち積極的に挑戦していくことが大切だと思います。
なお、愛媛大学工学部は平成31年4月に、「6学科」から「1学科9コース」に改組し、環境建設工学科は「社会基盤工学コース」と「社会デザインコース」となります。
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