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生レポート!卒業生の声

土木業界での20年を振り返って

2019年3月1日
長崎大学 大学院工学研究科/社会開発工学専攻 卒業
パシフィックコンサルタンツ株式会社 勤務 A.O.

 私は長崎大学大学院工学研究科「社会開発工学専攻」を修了後、パシフィックコンサルタンツ(株)に就職して20年が過ぎました。橋の維持管理(点検、補修・補強設計)に関わる仕事をしています。

 私が勤める「建設コンサルタント」業界を紹介します。土木専攻の方はご存知と思いますが、世間一般には余りご存知無いかもしれません。端的に言いますと「ゼネコン」は施工を中心とした領域であり、「建設コンサルタント」は施工を除く全ての領域に携わります。すなわち、建設事業に対して企画・構想・調査・設計・運営管理等、施工以外に関わる技術提供を行います。言い換えれば、橋・道路・河川等の整備・街づくりや環境保全等、社会インフラ基盤を、イメージ→『具体化』するのが仕事だと解釈しています。ですので、私たちは皆様の安全で便利な生活に役立っている、大袈裟ですがそんな誇りを持っています。

 ここで自己紹介します。大学では振動力学を応用し振動制御装置の研究に携わりました(人生で一番勉強したなぁ)。厳しい先生でしたが「学び応用する事は社会の課題解決に役立つ」ことを教えていただき感謝しています。私には6歳の子供がいます。家庭と仕事を何とか両立しながら管理職として若手指導も行う毎日です。就職した20年前は男女が対等に働く事が求められた時代。しかし今は、それぞれの事情・環境に応じ、女性も自分らしく働ける業界に変化してきました。記憶に残る仕事は、平成28年熊本地震における被災橋の復旧設計です。被災からわずか数日後、復旧に向けてショベルを懸命に動かす作業員の姿に感銘を受けました。迅速性が求められる大変な仕事でしたが、地元九州の復旧に携わった貴重な経験でした。

 最後に、20年働いて感じたことを書いてみます。

  • 仕事=人との繋がり。学生時代は多くの仲間との繋がりを形成するのも大事。きっと将来役立つと思います。
  • 時は金なり。家族のため、効率的に働いて時短に努めています。①仕事前の準備・段取りに時間を掛け、②仕事中は集中して一気に。時間を意識すると成果が向上すると思います。
  • 女性の皆様へ。社会環境は整ってきました。家庭と仕事の両立に不安を感じる方もいらっしゃると思いますが、実現されている女性はたくさんいます。今はブレーキをかけず、納得できる仕事選びをしてください。そして、これから第一線で活躍されることを期待しています。
※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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