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生レポート!卒業生の声

自己理解となりたい姿

2020年11月6日
長岡技術科学大学 電気電子情報工学専攻
株式会社プログデンス カスタマーソリューション事業部 アドバンスドテクノロジー部
Y.O.

 ITサービスは今や我々の生活と切り離せないものとなりました。朝起きてニュースサイトを閲覧し、オンラインで講義を受け、夜はYouTubeで動画鑑賞……。その生活が当たり前となった今、ITインフラは高速で安定的であることが求められています。

 そもそもITインフラとは何でしょうか?皆さんが利用しているサービスはインターネットや企業が持つネットワークを介してデータのやり取りで提供されています。このデータのやり取りを実現するためのネットワーク機器やソフトウェアなどをすべて包括してITインフラと呼称します。時折、ネットワークがダウンしてしまい電話やメール、あるいはインターネットサービスを受けられないという報道がされますが、その際には仕事や日常に影響を与えてしまっています。ITインフラを安定的に供給することは今や社会にとって必須の事項なのです。

 私は現在、企業向けネットワークの設計・構築を行うエンジニアとして働いています。主にSDNと呼ばれるソフトウェアによるネットワーク構築や管理を行うプロダクトを取り扱った案件に携わっています。製品性質上、それらの機器が導入されるのはお客様ネットワークの中でも最重要部分であるため、製品や関連技術への深い理解だけでなく、お客様の要望や現状を正しく把握する能力が求められます。決して華やかな仕事ではなく苦しい場面もありますが、私の仕事が社会の一部を支えていると思うとどこか誇らしく感じます。 

 さて皆さんは自分がどのような人間か把握していますか?大学生活の中には自己理解のためのヒントが数多く隠れています。例えば「自分は研究において手法などのアイデアが湧き出てくる人間だ」、「イベントなどで率先して行動できる」などです。前者のタイプはアイデアをビジネス戦略につなげる立場に、後者はプロジェクトのチームリーダとしてメンバを率いる立場を目指すのも良いかもしれません。私の場合は大学生活の中で「自身で新たな技術を見つけ身に着けていくこと」、「自身の主張を正確に伝え相手に理解してもらう」ことが得意だと感じ現在の仕事に至っています。

 自分は何ができるのか?

 どうなりたいのか?

 何がやりたいのか?

 これらの理解は仕事を選択する上で大きな意味を持ってきます。仕事を通して自己実現するためにも、ぜひ大学生活の様々な経験を活用してもらえればと思います。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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