私は自動車会社に勤務しています。会社でどのような仕事をしているか、学生時代の学びがどう活きているか、それを踏まえた学生生活のオススメの過ごし方をお伝え致します。
情報部門に所属しており、海外の会社と連携した購買システムの構築に取り組んでいます。昨今の自動車会社は国内だけではなく海外のマーケットにも非常に力を入れています。弊社は特に海外の会社と協力して仕事を行うことが多いため、海外の方との仕事が増えています。文化も言語も異なる方と力を合わせて一つの仕組みを作っていくことは非常に魅力的です。
大きく2つあります。
1つ目は英語です。英語が必要不可欠な時代になっています。私の上司も海外の方です。工学部の学生は英語が苦手な方が多く、私も得意な方ではありませんでした。ただ、幸運にも研究室に多くの海外の方が所属しており、そこで英語を使う機会を得ることができました。その経験は現在、非常に助けとなっており、拙いながらフランス人、ドイツ人、インド人など様々な国の方と仕事ができています。
2つ目は、論理的な思考力です。海外の方との仕事上のコミュニケーションで特に重要なことは論理的な話し方です。日本人特有な曖昧な表現や行間を含んだ表現というのは非常に通じにくく、ロジカルな説明が求められます。研究室で実験や論文執筆をしていく上で、そういった思考力が培われたと思っています。
グローバルな仕事環境では、「自分の強み」がなければリードをしていくことができません。学生のうちから自分の強みを見つける/鍛えることは出来るかと思います。私は学生時代体育会の硬式テニス部に所属していました。部活と勉学の両立できたことが非常に自信に繋がっており、自分の強みはハードな環境下でもめげないタフさだと思っています。みなさんも何か一つ「これが学生生活で自分が頑張ったことです」と胸を張っていえるようなことにチャレンジしてみてください。きっと、それは卒業後も大きな支えになると思います。
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