私は、電気電子工学科を卒業後、大学院修士課程を修了しました。その後、業務用ソフトウェアの開発を得て、現在では公的機関のネットワークやシステムの運用・構築を行っています。
そこで感じるのは、技術は日進月歩であり、その中で仕事をしてくことは容易ではないという事です。日々新しい技術に触れるため、業務はトライ&エラーの連続であり、非常に根気強い作業となります。
また、既存の考え方、技術に縛られていては、便利性・可用性を高めることにはできません。そういった意味で、柔軟な発想力が必要となります。
私は、そういった背景に対向するための力や姿勢を大学、大学院での6年間で培えたと考えます。
座学を通し様々な知識をインプットしました。さらに、その知識を基にした研究を通し自身の思考や経験をアウトプットしました。義務教育や高校での授業とは一変し、自身で問題提起、アプローチを行う研究は、自分を大きく成長させました。
このように、『技術』に関しての一連のプロセスを体験することにより、現在の技術者としての基盤が構築できたと思います。
工学部には様々な学科があります。その後の進路はさらに多岐にわたります。そのため、大学時代に学んだ知識を直接生かせる方ばかりではないと思います。しかし、そこでの経験は、技術者、引いては人間としての糧になるのではないでしょうか。
皆さんが、大学で有意義な時間を過ごされることを祈っています。
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