現在、化学品メーカーで研究・開発業務に携わりながら、日々新しい知識や技術を学んでいます。化学工学や新しい分析手法など、まだまだ勉強したいことや挑戦したいことがたくさんあり、学び続ける毎日です。
大学(学部・大学院)では、化学を専攻しながら研究活動に没頭しました。特にテーマに向かって仮説を立て、実験で検証を重ねるプロセスを通じて、“問いを立てて考える”姿勢を培いました。また、ボランティア活動を通じて国際交流にも取り組み、多様な価値観を知る経験が、視野を広げる基盤になりました。
しかし、研究は順風満帆ではありませんでした。コロナ禍の影響で研究室に通えず、実験が停滞した時期もありました。思うように結果が出ないときは、指導教員や先輩、仲間に相談し、さまざまな角度から仮説を立て直すことで、少しずつ前に進めるようになりました。この過程で「ひとりで抱え込まないこと」「視点を変える力」の重要性を実感しています。
現在の業務は、大学で扱っていた研究テーマ(生物化学)とは直接一致しないものの、化学の基礎知識や研究マインドは確実に土台になっています。物質の性質を理解し、問題点を分解して解決策を設計する力は、ものづくりや品質管理・試験法の考え方に直結しています。そして、工学・化学を学んだおかげで、未知の課題に挑む力や論理的思考を活かして仕事を進められています。
後輩・将来工学・化学を志す人たちへ伝えたいのは、目の前の研究・活動が必ずしもそのまま仕事に繋がるわけではないということです。しかし、そこで得る問いを立てる力、仮説を検証する力、人に相談して視点を広げる経験などは、間接的に確実に関与してきます。だからこそ、何事にもチャレンジを恐れず、積み重ねていってほしいと思います。
| 掲載大学 学部 |
和歌山大学 システム工学部 | 和歌山大学 システム工学部のページへ>> |
| 私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |