私は機械システム工学科を卒業後、修士に進学し、現在博士後期課程に在籍し、コミュニケーション用小型ヒューマノイドロボットに関する研究を行っています。ロボット開発にはメカ設計に必要な材料力学や工業材料、システム・制御系設計に必要なプログラミング、電気回路、制御工学、さらに、より上位の制御に必要なコンピュータ科学など様々な技術が大きく関わります。また、医療から農業分野まで多くの分野に貢献できることがロボット分野の魅力だと思います。
私はロボットや機械、システムについて学びたいと思い入学しました。大学では講義もありますが、旋盤やフライス盤の使い方から鋳造、溶接までものづくりに必要なスキルも実習で習得しました。システム設計に興味を持っていた私にはプログラミングの学習などもありとても恵まれた環境でした。
一方、私は硬式庭球部に所属していました。屋外で仲間と身体を動かし、BBQや芋煮など、皆で集まって語り合ったことが懐かしく思えます。サークルを通しての友人や後輩、先輩方とのつながりは今でも続くかけがえのないものです。
大学では様々な機会にも恵まれました。学部の頃にはロボット開発で長井市の企業の方々と交流し、何度か小型人型ロボットの大会に参加することもできました。また修士時代には海外の大学との交流の機会に恵まれ、友人や先生方と一緒にアフリカの大学でロボットを披露してきました。
大学ではいろいろなことを経験します。その時は大変ですが、それ以上に達成した時の喜びは大きなものです。何より興味を持った事が自分の知識となり得意な分野になることはとても楽しく自信になりました。皆さんも大学生活を通して多くのことに挑戦してください。
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