もの作りが好きな皆さんへ |
私は、和歌山大学システム工学部光メカトロニクス学科で4年間機械や電気のことについて学び、この春から包装機械・組立機械という機械を作る会社で仕事をしています。大学ではロボットに関する研究や活動に取り組み、とても充実して楽しい4年間でした。今は仕事で画像処理に取り組んでいるので、大学でやってきたこととは少し違いますが、大学で学んだことは今でも役に立っています。
私がこの大学に入った理由は、ロボットについて学びたかったからです。小さい頃から何かを作るのが好きで、特にロボットのような電気で動くものに興味を持っていました。その流れで大学でもロボットについて学ぼうと思い、機械と電気の両方を学べる和歌山大学に進学しました。
大学で学んだことは、「なぜ?という疑問を持つこと」と「自分からやりたいことを見つけて動くこと」です。 この考えは、大学を卒業して社会人になってからも役に立っていると思います。もともと大学入学当時は漠然と「ロボットについて勉強したい」と考えていただけで、こんな考えは持っていませんでした。しかし、大学でレスキューロボットというロボットを作る活動に没頭する中で、自分から動いた方が楽しいことができることに気付き、そこから考えが大きく変わりました。大学では知識も学べましたが、それよりも考え方を学べたことが大きかったと思います。
私自身が大学に入って実感したことは、自由に使える時間の多さです。高校では毎日1限目から6限目まで授業があり、あまり自由にできる時間は多くないと思います。それに比べて、大学では授業の時間割を自分である程度決めることができるため、自由な時間が多くなります。もちろん日々の授業をしっかり受けるだけでも大変ですが、自由時間をどのように使うかが大学生活を楽しむ分岐点になると思います。
大学では、自分から動けばやりたいことに取り組むことができます。私は自由時間を、ロボットを作る活動やアルバイトに使いました。これから大学生を目指す皆さんにも、大学に入ったら日々の授業を受けるだけでなく、自分がやりたいことに少しでも取り組んでみてほしいと思います。そのためにも、「なぜその大学に入りたいのか」をしっかりと考えた大学選びをしてください。大学に入ることがゴールではないので、自分がやってて楽しいことや興味があることを考えて、それが学べる大学を選ぶことが大切です。
もし自分がやりたいことが「何かを作ること」なら、工学部は楽しい場所だと思います。
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