2020年2月21日
私が工学部に進もうと決めたのは、高校性のときでした。私の通っていた高校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校で、その取り組みの一環で、大学の先生の特別講座を聴講する機会がありました。そこで鹿児島大学工学部の先生の講座をたまたま聴講し、工学部の取り組みが面白そうだったため、工学部に進むことを決めました。 鹿児島大学工学部電気電子工学科では、電子物性デバイス工学、電気エネルギー工学、通信システム工学の3大講座で編成され、電気回路学や電気磁気学、応用数学等の電気・電子工学に関する基礎理論とその応用となる技術を4年間勉強します。就職先は、電力、電気・電子機器メーカだけでなく幅広い業種にまたがっており、そこも工学部の魅力だと感じています。 現在は大学・大学院を経て、研究室で学んでいたインバータという電力変換装置のソフトウェア開発を業務に従事して日々を過ごしています。
大学生活は自分次第で充実したものにも、その逆にもなる可能性があります。大学内外にはたくさんの学びの機会があるため、自発的に動けば4年間、もしくは6年間で大きく成長できることができます。私が大学生のときは勉強以外に、サークル活動でソーラーボートの製作活動をしていました。その中で電装部分を担当していたため、自分が学んでいる電気の知識を実際のものづくりに活かしたり、不足している知識をさらに深めるために勉強したりと、自分の成長に直接的に繋がる経験をすることができたと感じています。また、ソーラーボート大会があり、実際に人が乗って、操作するものだったため、安心・安全に関しての考え方やものづくりの面白さと怖さを知り、技術者として根本的に必要なことを体感することが出来たと思います。
私は高校生の頃明確に将来これになる!と決めていたわけではありません。しかし、自分が面白いと思ったことを実現するために何をすべきかを考え、全力で取り組んできました。そのおかげか自分の選択に後悔はありませんし、自分らしく充実した日々を過ごせていると思います。
この記事を読んでいる受験生の皆さん、後悔しないように、たくさん悩んで、たくさん頑張ってください。その先には皆さんが自分らしく輝ける未来があると思います。
工学系への進学理由は? | 高校で聴講した特別講演が面白かったことと、就職率も良かったためです。 |
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大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 鹿児島大学を選んだ決め手は、①高校で聴講した特別講演の講師が鹿児島大学の先生であったこと、②鹿児島が出身県の隣の県だったこと、③国公立大学だったことです。 |
大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? | 電気エネルギー関連に関しては最も力を入れていましたが、大学生の内にたくさん勉強したいという思いがあり、幅広く授業を受講していました。 |
女子が少なくて困ったことは? | 工学部女子は学科や学年を超えて仲良くなることが多かったため、学科に女子はほぼいなかったがあまり困らなかったです。 |
男子が多くて良かったこと、困ったことは? | 良かったことは、重いものを運ぶときや高いところのものを取るときに助けてもらえたことです。困ったことは夏は教室が(気のせいかもしれないが)暑かったことです。 |
理工系で就職は有利だと思いますか? | 有利だと思うが、そこに甘んじて努力していない人は厳しいと思います。結局はその人次第だと思います。 |
文系の友達・知人と違うな~と思うところは? | 理系のほうが課題の量が多かったため、理系のほうがスケジュールをしっかり立てて勉強している人が多いなと思っていました。 |
高校時代に理数系の科目は得意でしたか? | 高校入学時に苦手すぎて、必死に努力した結果、卒業時はそれなりにはできるようになりました。 |
高校時代の苦手科目は? | 生物と体育です。 |
アルバイトをしていますか? | 大学時代はドラッグストアでアルバイトしていました。あとは短期アルバイトで木材加工をしていました。 |
クラブ・サークル活動などをしていますか? | ソーラーパネルで発電した電力を利用するソーラーボートを製作するサークルに入っていました。 |
今一番興味があることは? | 時短お掃除です。フルタイムで働いており、空き時間は自分にとって有意義にしたいので、家の管理を短時間で終わらせる方法にとても興味があります。 |
工学部に来て大変なことは? | 工学部で一番大変だったのはやはり課題でした。特に実験レポートは頑張らないとたまっていく一方だったため、必死に取り組んでいました。 |
工学部に来てよかった事は? | ものづくりの大変さを大学で実感できたことです。たくさんの知識や経験が必要だと大学で知ったからこそ、自分が設計したものが無事に動いたときはとても感動します。 |
掲載大学 学部 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |