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生レポート!卒業生の声

 

ジェネリック医薬品を研究・開発

 
2011年5月11日
宮崎大学 工学部 卒業
医薬品研究所 勤務
R.N.

ジェネリック医薬品を研究・開発

私は医薬品研究所に所属し、ジェネリック医薬品の製造の認可を目指して、日々試験・検査を行う業務を担当しています。飲み薬や注射剤などさまざまな種類の医薬品について、開発から厚生労働省への申請書類の作成まで、ひと通りの過程をすべて行っています。私は、もともと実験や分析が好きなので、今の仕事を毎日楽しんでいます。また自分が関わった医薬品が製品化された時には、やはり大きな喜びと達成感を覚えます。

大学では工学部で物質工学を専攻していたので、機能性樹脂の合成や、その分析や応用に関する工学的な研究がメインであり、会社に入って今までと全く違う「薬」の研究をすることに多少の不安はありました。しかし、高校の頃には薬学部に行きたかったこともあり、また大学の研究室で金属イオン濃度の測定から微生物の培養までさまざまな実験をさせていただいたお陰で、会社で初めて行う実験でも戸惑うことなく進めることができました。

ジェネリック医薬品を研究・開発

また、大学で学んだ「自分で考えて計画を立てて実験を進めていく」ということは、失敗も多く、何のために実験をしていたか分からなくなったりして、ずいぶん遠回りだったこともありますが、そのような貴重な経験のお陰で、「目的を常に忘れずに自分の考えを証明していくこと」の大切さを、身にしみて感じています。

このようなことは、大学のときにはなかなか気づかないかもしれませんが、大学で学んだ貴重な体験だと思います。

世の中には、いわゆる「いい大学」はいろいろあると思いますが、私にとっては、自分の進むべき道を示しつつも好きなことをさせてくれて、なおかついい友人をたくさん見つけられた宮崎大学は、すばらしく「いい大学」だったと思っています。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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