2013年4月11日
私は、今ある製品をより良い製品にしたり、新しい製品を作る事のできる研究者になりたいです。自分が作った製品で、人々の生活をより便利に、豊かにしていく事が私の夢であり、今はその一歩を踏み出したところです。しかし、昔からこのように明確な夢を持っていたわけではありませんでした。というのも、理系科目が得意であったから理系を選択し、なんとなく実験が好きだったから工学部に決め、一人暮らしをしてみたかったから今の大学に進学しました。
大学入学後は、アルバイトをしたり、友人と旅行に行ったりと日々楽しく過ごしてはいましたが、相変わらずやりたい事などは見つかりませんでした。こんな私がやりたい事が見つかったきっかけは、所属していた教授の授業です。それはプラスチックの構造や強度についての講義で、プラスチックの構造を変化させる事でペットボトルや輪ゴムなどさまざまな材料を作る事ができるという事を学びました。この授業を通して、私達の身の回りにはプラスチックで作られた製品がたくさんある事に改めて気づき、"プラスチックには無限の可能性がある"と感じ、とても興味を持つ事ができました。そこで、その教授の研究室に入り、プラスチックの研究をしていました。最初はわからない事だらけで、実験もうまくいかず・・・しかし、日々勉強し、実験を重ねる事で、少しずつ研究も進み、小さな発見がある事がとても楽しく感じられるようになりました。それと同時に、プラスチックにはまだ明らかになっていない謎も多くある事が分かり、"将来、その謎を解明し、より良い機能を付加した材料を作りたい!"と思うようになり、今は企業で早く製品に繋がる研究がしたいと、うずうずしています。
これまで、ただ漠然とした理由でさまざまな選択をしてきましたが、何も後悔していません!それは、勉強も遊びもしっかり悔いのないようやってきたからかもしれません。最後に、もしも、今やりたい事や夢などが見つからなくても、その時その時にやるべき事をしっかりやり、さまざまな経験する事で、おのずとやりたい事が見つかると私は思います。
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