構造物を設計する楽しみ |
私は女性ですが、工学部を目指したきっかけは、高校の卒業制作で渡り廊下を作った時に、自分が設計し、製作したものが、喜んで使ってもらえる喜びを感じたためです。工学部に入学すれば、ものづくりについて学ぶことができ、その楽しさをもっと多く体験できると考えました。
大学の講義では、実験や実習の授業がとても印象的でした。実際に手を動かして経験的に覚えたものは、後々まで覚えていることができます。また、実験での共同作業を通して、仲間との団結力も生まれました。
4年生になると卒業研究が始まります。私が所属したのはとても厳しい研究室でしたが、皆で励ましあいながら乗り越えることができました。その経験は、今でも貴重な財産となっています。
卒業後は大学院に進学しました。これは、卒業研究のテーマにとても興味を抱き、研究を続けたかったことと、希望する会社に就職し活躍するには、より専門的な知識を修得した方がよいと考えたことが理由です。
私は現在、鉄道構造物の設計をメインとした建設コンサルタント会社に勤務しています。この仕事は、自分の考えたものが形になり、それを多くの人が利用してくれる嬉しさを感じることができるため、とてもやりがいがあります。
構造物の設計は、経験工学的な要素を多く含むため、新人のうちは技術者としての判断が難しく大変ですが、仕事をひとつ任せてもらえるようになると、仕事に対する責任感が増し、自分の好きなように業務を進めて行ける楽しさを感じることができます。
工学部にはいろいろな種類の学科があります。私はその中の土木環境工学科を修了しましたが、工学部のどの科目を専攻しても、将来の社会基盤を創造する技術者として必要なことを学ぶことができます。 私は、鉄道構造物の設計に技術者として携わっていますが、大学で学んだことが仕事をしていく上でのベースとなっていることを感じながら、この仕事に誇りを持って日々業務に取り組んでいます。
受験生の皆様、ぜひ工学部を目指して頑張ってください。
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