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おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)

 

手作りスピーカーを作ろう

 
2014年1月10日
福井大学 工学部 物理工学科 物理博物館

スピーカーってなに?

図1 スピーカーの略図

スピーカーとは図1でも分かるように
電気信号を音に変える装置のことです。
音を出す仕組みとしては以下のような流れになっています。

  • ①コイルに電気(交流)が流れる。
  • ②コイルが磁石になる。
  • ③コイルが磁石の周りを動く(振動する)。
  • ④空気を揺らす!
用意するもの

導線(太さ0.2ミリ)、電子オルゴール、プラスチックコップ、スティックのり(コイルを巻くため)、磁石、電池、電池ケース、紙、セロハンテープ、紙やすり、ニッパー

作り方

約50巻きのコイルを作ります。この時に、紙を巻いたスティックのりを使うと巻きやすいです。

コイルを作る様子

コイルの端を紙やすりで磨きます。磨きが足りないと聞こえない場合があります。

やすりで磨く様子

出来上がったコイルをプラスチックコップの裏底につけます。なるべく中心になるようにセロハンテープで固定します。

コイルをプラスチックコップに
張り付けた様子

コイルの上に磁石を重ねてセロハンテープで固定します。この時、中心が重なるように固定します。

で出来たものに
磁石をはりつけた様子

オルゴールの線(電源側)に電池ケースの線を2,3回巻いて取れないようにつなぐ。 正負の向きに気を付ける。

オルゴールの線(音源側)には、コイルのやすりでみがいた部分を2,3回巻いて取れないようにつなぐ。

電池ケースを入れて完成です。プラスチックコップに耳を当てて音楽が聞こえてきたら成功です。

完成図

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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