秋田大学理工学部の取り組みの一つとして、「あきた環境発電住宅コンソーシアム」を立ち上げ、フルカラー発光ダイオード(LED)と有機エレクトロルミネセンス(EL)照明機器を組み合わせて、朝、昼、晩といった各時間帯、季節、その時々の天気、生活シーンなど、多様な状況に対し適切な照明条件を制御可能な「インテリジェント照明システム」の開発を行っています。さらに、安心で快適な照明環境を提供するため、太陽光発電と蓄電機能を使って、外部エネルギーを使わない、エネルギー自立を目指したシステムも研究しています。
具体的には、適切な容量の太陽光発電パネルと蓄電池を照明用電力の供給源として、読書や食事などの生活シーンや使用者の好みに合わせて光量、色、配光などの制御が可能な照明システムやスマートフォン、iPadなどの無線端末からの情報を利用して制御できるアプリケーションソフトウェアを開発しています。照明の光量・色合いの調整、ワイヤレスでの切り換え、レイアウトフリー等の機能の追加することで、快適で便利な照明器具、光空間を制御することができます。また、モーションキャプチャー等の手法で、非接触でスイッチングをとすることで、利便性を高めるとともにレイアウトフリーなシステムの構築を行っています。その他、心理・生理面から「サーカディアンリズムに沿った快適リラクゼーション空間」を得るための快適な光量・色合に調整する制御方式についても研究を進めています。
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