2025年1月24日
高校時代、化学を学んだときに「この世は、ほとんど同じ原子で構成されているのに、いろいろなモノがある」という事実に深い感動を覚えました。この興奮を胸に、化学についてさらに深く学びたいと考え、大学では化学バイオ系の学科に進学しました。
大学では化学だけでなく、生物学も学ぶ機会がありました。自分は高校で生物を選択しておらず、大学で初めて、DNAからRNAを介して様々なタンパク質が作られる「セントラルドグマ」を知り、共通の遺伝子管理のもとで多種多様な形態を持つ生物の存在に新たな感動を覚えました。生命は緻密な分子機械の集合体であり、その巧妙な仕組みをもっと知りたいという思いが強まり、現在は生命科学系の研究室に所属しています。
現在の研究テーマは、とあるタンパク質の構造解析です。タンパク質は様々な種類があり、異なる構造を取ることで固有の機能を発揮します。構造は機能と密接に関係しているため、構造解析でどのように機能を発揮しているのか明らかにできます。そこから、生命現象の詳細なメカニズムの解明や創薬研究に応用されることがあります。研究を進める中で、対象への理解が深まるほど、未解明の部分を解き明かすために必要な知識や技術をさらに身につけたいと日々感じています。
振り返れば、学部生時代はマンドリンサークルの活動に夢中になりすぎて学業をおろそかにしてしまいました。新しい文化に触れられて、楽しく仲間たちと活動できたことは宝物のような思い出ではありますが、勉強の手を抜いてしまったことは今でも後悔しています。「もっと勉強しておけばよかった!」と感じる日々ですが、過去の反省をバネに、今できることに全力で取り組んでいます。そして勢い余って博士後期課程に進学することになりました。自分の素直な声に耳を傾けた結果です。これがどのような人生につながるのか、まだ分かりませんが、精一杯頑張りたいと思います!
進路選択に悩んでしまうかもしれませんが、大学に入学して初めて分かることがたくさんあると思います。もし途中で違う道に進みたくなったら、そのときに改めて考えるしかありません。皆さんが、自分らしい幸せをいつか見つけられるよう心から応援しています!


| 将来目指している(目指していた)職業は何ですか? | 研究職ですかね。 |
|---|---|
| 工学部への進学を決めたのはいつごろ? | 家族がみんな工学部だったので、物心ついたときから漠然と決めていました。 |
| 工学系への進学理由は? | なにか生み出す側の人間になりたかったからです。 |
| 大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 通いやすい立地で、国公立であることです。 |
| 大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? | タンパク質の構造解析です! |
| 入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 学部生のころは、思っていたよりも時間に余裕がありました。 |
| 女子が少なくて困ったことは? | うちの学科では女子が半数はいたので、特に困ったことはありませんでした。 |
| 男子が多くて良かったこと、困ったことは? | 研究室の同期は男子が多かったけど、わいわいして楽しかったです。 |
| 本音で言うと、文系タイプ?理系タイプ? | 勉強不足の理系です... |
| 高校時代に理数系の科目は得意でしたか? | 物理以外は得意でした! |
| 高校時代の苦手科目は? | 物理です。 |
| ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 焦らずに、自分がどこで理解が曖昧になっているのか分析して、さかのぼります。 |
| アルバイトをしていますか? | 基本的には週2、繁忙期には少しシフトを増やしています。自分が忙しいときは一カ月ぐらい行きません。柔軟なシフト対応をしてくれるアルバイト先に感謝しています。 |
| クラブ・サークル活動などをしていますか? | マンドリン最高!マイナーな楽器で高校まではそもそも存在を知りませんでしたが、大学でその音色に感動して始めました。 |
| 今一番興味があることは? | 計算科学です!コンピュータで気になっているタンパク質の構造がどう動くか計算したいですね。けど本音は給付型奨学金・貸与型奨学金返済免除・授業料免除です。 |
| お気に入りのグッズを見せてください♪ | 姉が誕生日にプレゼントしてくれた、どこかの国の民芸品です。 |
| 工学部に来て大変なことは? | 実験作業に割く時間が多く、勉強と研究の両立が難しいです。実験データはほしいけど、研究分野の造詣を深めたく、時間の使い方には試行錯誤しています。 |
| 工学部に来てよかった事は? | 学んだことをわかりやすい形で次に生かしやすいこと。また、先人たちの研究の積み重ねがあってこその実験手法があり、人類の営みに感動できます! |
| 掲載大学 学部 |
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| 私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |