2024年10月25日
私は小型船舶の自動運航についての研究をしています。現在の日本では、小型船舶が多数を占める海難事故や、漁船での船員不足が問題となっています。これらの問題を解決するため、私は対象船舶を小型船舶に絞って研究しています。さらに、最低限の機器を用いた自動運航を実現し、多くの人が容易に船舶に搭載できるよう目指しています。研究内容としては、運航方法の立案とそれに伴うプログラムの作成です。まず第一段階として、事前に決定した四角の航路を航行できることを目標にしています。海では、天気・風・波の気象海象、他の船舶の存在など、あらゆる影響を受けます。位置情報を得られるGNSSや船体動揺を得られるIMU、周囲の状況を取得できるLidarなどの機器を取り付け、船舶が受けている影響を数値化し、自動運航に利用します。船舶をただ自動で動かすだけでなく、船舶が転覆しないような操船方法にしたり、他の船舶と衝突しないための基準を設けたり等、人が乗っていないからこそ安全に運航できるように思索しています。万が一、正常に動かなかったときのことも考えて、起こりうる状況に応じた対策を練ることも行います。運航方法について同じ研究室の先輩に意見を求めることもあり、客観的な視点をもって取り組んでいます。今後、プログラムを完成させて自動運航を達成できることを目標に研究に励んでいます。
将来目指している(目指していた)職業は何ですか? | 外航船に乗る航海士です。将来的には船長として船の指揮を執りたいです。 |
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工学部への進学を決めたのはいつごろ? | 理系科目が好きだったので中学生の時に決めました。 |
工学系への進学理由は? | 資格を取ることができるからです。 |
大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 実習の数が豊富で楽しそうだと思ったからです。 |
大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? | 船舶工学、船舶運航を中心に勉強しています。研究では船舶の自動運航について行っています。 |
女子が少なくて困ったことは? | 班で実習するときに女子が均等に分けられるので、班の中で女子が一人になることです。 |
男子が多くて良かったこと、困ったことは? | 男子は何でも率先してやってくれて、やるべきことが早く終わるので良かったと思いました。 |
理工系で就職は有利だと思いますか? | 専門的な知識を蓄えて社会で応用できるという点では有利だと思います。 |
文系の友達・知人と違うな~と思うところは? | 卒業論文への熱量が理系のほうが大きいと思います。 |
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 苦手科目は得意科目を勉強した後にしていました。計画を立てて勉強することです。 |
アルバイトをしていますか? | 球場でキッチンのアルバイトをしていました。 |
今一番興味があることは? | 就職して社会人として働くことがどのような感じなのか気になります。 |
お気に入りのグッズを見せてください♪ | 水筒です。飲み物を飲むと気分転換になるのでいつも持っています。 |
工学部に来て大変なことは? | 実習の効果を高めるための予習を念入りにする必要があることです。 |
工学部に来てよかった事は? | 学びたかったことをより専門的に学べることです。 |
掲載大学 学部 |
東京海洋大学 海洋工学部 | 東京海洋大学 海洋工学部のページへ>> |
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |