2020年10月2日
私が電気電子という分野を大学で学ぼうと決心したのは高校3年生の時です。高校2年生までは漠然と理系の学部のある大学に行きたいという気持ちだけで特に将来の夢もありませんでした。しかし、たまたまテレビでその当時放送されていたドラマで防犯カメラや画像を処理する道具で犯人の手がかりを暴いていく様子を見て、こんなカメラが作りたい、もっと応用して人工知能を組み合わせた犯罪等を事前に察知できる防犯カメラが作れたら沢山の人の役に立てるのではないかという気持ちが芽生えて電気電子が学べる地元の大学を志望して受験勉強に励みました。
私の大学では、1年生の初めに専門分野の基礎となる数学を一通り学び、その後専門分野を学んでいきます。1年生の後半からは実験も始まりました。4年生になる今現在までの毎日は実験レポート、授業、課題、アルバイト、電車通学…と精一杯で正直レポートも宿題も全然ないよと言っていた友人が羨ましくもありましたが、この大変だった毎日が自分の糧になったと今では思えます。卒業研究に着手する前までに、電気電子分野の基盤となる学問を広く学ぶことができるので、高校時代の進路選択時や、大学入学後に的確な「将来の夢」がまだ見つからなくても、何か興味のある分野が見つかると思うし、何者にでもなれます。
大学生活は4年間もあります。この長い時間を自由に使えるチャンスをぜひ自分自身の成長のために使ってください。勉強だけを頑張る4年間でも、アルバイトやサークル活動、ボランティア活動に励む4年間でも、たくさんの場所に旅行して写真だけでは感じ取れないものをたくさん感じとる4年間でも。正解はないと思います。
漠然とした気持ちでも、少しでも興味が湧いているならその選択はきっと間違いではないと思います。その気持ちを大事にして自分の進みたい道へ進んでいってください。あなたらしい未来を築いていってくださいね。
将来目指している(目指していた)職業は何ですか? | ネットワークカメラの開発・製造です。 |
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工学系への進学理由は? | 自分の目指したい夢と一致していたためです。 |
大学を選ぶ決め手になったものは何ですか? | 地元でやりたいことが学べるのが魅力だったからです。 |
大学では何に力を入れて勉強(研究)していますか? | きちんと基礎を身につけることを心がけています。 |
入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | 想像していたよりたくさんのタイプの学生がいることです。 |
男子が多くて良かったこと、困ったことは? | 今までかかわってこなかったようなタイプの人とも話ができるようになった。時々女の子が少なくて寂しくなります。 |
文系の友達・知人と違うな~と思うところは? | 学校に足を運ぶ回数が全然違うなと思います。 |
本音で言うと、文系タイプ?理系タイプ? | 考え方が文系寄りの理系です。 |
高校時代に理数系の科目は得意でしたか? | 化学がとても得意だったことを覚えています。 |
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 苦手を完璧に克服することはできませんでしたが、単語を知らないと何も解けないので単語を一生懸命覚えていました。 |
アルバイトをしていますか? | リユースショップで古着の買取査定をしていました。 |
クラブ・サークル活動などをしていますか? | ボランティアサークルに所属していました。 |
今一番興味があることは? | 夢だったネットワークカメラを製造している会社に内定を頂いたので、どんな仕事風景なんだろう…とわくわくしています。 |
工学部に来て大変なことは? | 専門的な科目が一度教科書を読んだくらいでは理解できなくて、勉強するのにとっても時間がかかってしまうことです。 |
工学部に来てよかった事は? | やりたいことへの基礎を学ぶことができただけではなく、ほかの学部と違う環境や忙しさが自分自身を成長させてくれたような気がします。 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |