2016年4月7日
はっきり言って学科の名前だけで選びました。ただ単に化学に興味があり、大学では生物をやってみたい!と思っていたので。かっこいい理由があったわけではありません。高校生のとき、大学生活のイメージが全く掴めないまま、大学・学科を選び受験に臨んでいたことを覚えています。
大学の講義は高校に比べて専門的で高度になってきます。ですが、テスト前にはみんなで集まって勉強をし、分からないところは教え合い、それでも分からないところは先生に質問すれば丁寧に教えてくれるので大丈夫でした。私は高校で受験科目の化学と物理ばかりを勉強していたので、大学の生物の講義が1、2年生の頃はちんぷんかんぷんでしたが、知識を付け、生体や微生物について理解ができるようになってきました。『為せば成る』ので安心してください。4年では1~3年生で学んだこと踏まえて研究を行います。講義で得た知識は自分の研究において大活躍しますから頑張って勉強してくださいね。私は生物と化学に関する研究を行っている研究室を選択し、今はバイオ電池の研究をしています。4年生では学会や海外のシンポジウムに参加し成果を発表するという良い経験をすることができました。研究の面白さを知りもっと学びたいと思い、大学院へ進学することを決めました。
大学では自分のやりたいことが好きなだけできる猶予期間と思い、今しかできないことをしました。お金は奨学金制度で借り、足りないところはバイトで貯め、友達と日本半周の旅をしたり、免許を取りバイクに乗ったり、韓国へ交流型の短期留学をしたりしました。大学では短期留学をする人がたくさんいます。海外に目を向けるようになるので留学はお勧めです。
工学部では、技術の基礎となる科学もしっかりと学びます。そして科学を応用し新しい技術やモノの開発を研究する方法を学びます。より社会に密接しているのが工学部です。社会に役立つもの、新しいものを作りたいと思っている人は工学部がぴったりです。興味があるけれど女子が少ないから...という理由で悩んでいる女の子がいるならぜひ工学部へ!自分のしたいことをするのが一番。興味のあることならとことんできます。きっと楽しくて充実した大学生活が送れますよ。
工学部への進学を決めたのはいつごろ? | 理系に進むと決めたのは文理選択直前の高校1年生のときです。工学部に進むと決めたのは受験直前の高校3年生のときです。 |
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入学前と、入学後、工学部のイメージの違いは? | はじめのうちは意外と自由な時間があることです。1~3年次は授業と週1の実験だけなので。あと女子が多い。私の入った生物応用化学科では3分の1が女子でした。 |
男子が多くて良かったこと、困ったことは? | 良かったのは必然的に女子の人数が少ないですからもてる(らしい)。まわりのほとんどの女子に彼氏ができました。困ったことは特にありません。 |
女子が少なくて困ったことは? | なかったです。テスト前やレポートなど男女関係なくみんなで助け合ってました。 |
文系の友達・知人と違うな~と思うところは? | 理系には、やはり実験があるところです。文系の友人は大量の文字数のレポートや実習が大変そうでした。 |
高校時代に理数系の科目は得意でしたか? | 化学と物理は得意でした。数学は面白かったが点数が取れませんでした。 |
ニガテ科目克服法や勉強のコツは? | 今、英語を勉強しています。高校のときの付けを払わされています(笑)。苦手なことを勉強するには目的を持つといいですよ。私は英語の論文を読むために頑張ってます。 |
今一番興味があることは? | 実験ですね。うまくいかないことが多々ありますが、考察するのは楽しいです。 |
掲載大学 学部 |
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |