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生レポート!現役学生の声

物流を学ぶ

2023年3月31日
東京海洋大学 海洋工学部
田中 慎也

 皆さんこんにちは。私は東京海洋大学海洋工学部流通情報工学科4年生です。

 東京海洋大学と聞いて皆さんはどんな大学とイメージするでしょうか?多くの人は魚や船に関することを学ぶ大学だと考えるでしょう。しかし流通情報工学科は皆さんが想像するような海洋大のイメージとは異なり、私たちの生活や国の経済発展を支える重要な活動である物流について、工学系、情報系、社会科学系の観点から多角的に学んでいます。

 私は幼少期から高速道路の沿線に住んでおり毎日道路を行きかうトラックを見て成長してきました。高校生のある日、毎日行きかっているトラックは私たちの生活を支えている基盤になっているという事実に気づき、物流に興味を持ち始めました。元々、私は将来誰かの生活を土台から支えたいという気持ちを持っていたため、大学で物流について専門に学び社会に貢献することのできる人になりたいと考えるようになりました。国立大学の中で物流について専門に学ぶことが出来るのは東京海洋大学の流通情報工学科であったため入学を決意しました。

 実際に4年間学び、気づいたことは大学生活では目的意識をしっかりと持ち積極的に行動することが非常に重要であるということです。

 私は3年生の夏までは、受け身で授業を受けるだけで積極的に動く機会は多くはありませんでした。しかし3年生の夏に参加した物流会社への学内インターンで、日々受け身で講義を受けているだけでは大学で学んだことを生かせないと感じ、専門分野への学びを深めたいと考えました。

 4年生で研究室に配属され、研究テーマを「宅配事業の立地と効率性」としました。研究は高校生までの勉強とは異なり、正解や答えに至る道筋が定められてはおらず、試行錯誤の連続です。そのような中で、先生方や先輩方に相談することや、学会に参加し様々な考えを知ることが解法のヒントになっていると感じました。研究室での活動で目的意識を持ち積極的に行動することを意識したため,非常に多くのことを学ぶことが出来たと感じています。

 最後になりますが、大学生は高校生までの生活とは異なり自由に使える時間が多くあります。その自由な時間をどう活用するかは己の判断次第です。若いうちの貴重な4年間を無為に過ごすのは賢い選択とは言えません。皆さんも、目的意識を持ち自分に合った大学、学部を選び、実りある大学生活を送れることを期待しております。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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