工学部ならではのアプローチ |
皆さんはどんな大学生活を送りたいですか?私は去年、この大学の3年次に編入しました。初めての大学生活に少し戸惑いながらも、新しい仲間、勉強、趣味、環境と、すべてが新鮮で充実した大学生一年目でした。そして今年、4年生になり研究室に配属されました。現在は研究テーマが決まり、先輩にいろいろ教えて頂きつつ、研究室全体での実験や勉強会をしています。実験ではnチャネルMOS集積回路と呼ばれる、ICチップを作っています。これは身の回りにあるほとんどの電化製品に使われている重要な技術です。勉強会では幹事を任され、来週から始まるので、うまくいくかドキドキしています。
そんな学生生活の中で、自分が今一番力を注いでいるのはサークル活動です。私が代表をしているジャグリングサークルは今年でまだ3年目のサークルです。今年、多くの新入生が入り、発表の機会も増え、活動の幅が広がりました。研究室の実験や勉強会でのものづくりも、もちろんですが、サークル活動に関しても自らの手でつくっていく、ということはとてもやりがいがあります。
ジャグリングは練習すればするほど上達していくため、とても面白いものです。このジャグリングに対する工学部ならではのアプローチとして、単にジャグリングの技術向上のみならず、ジャグリングの道具を自分達で作ってしまおうという試みを行っています。ジャグリングの道具はボールに砂が入っているだけの簡単な構造のものから、暗い所で光る難しいものまで様々です。私は、この光る道具を作ってみようと考えています。既存のものを再現するだけでなく、音を出すなどのオリジナルのアイディアを加えて新たなものを生み出せるかもしれません。落下に耐えうる強度や、光を出すための電気回路、光り方を変えるプログラミングなど、簡単ではありませんが、今まで工学部で学んだことを道具作りに生かすことができそうです。これをきっかけに将来、大学発ベンチャーとして道具を売り出すといった可能性にも期待しています。
皆さんも、自分の好きなものを自分の手で、作ってみませんか?
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |