私は島根大学総合理工学部地球資源環境学科を卒業後、島根県の土木技術職員として働いています。大学では地質を学び特に自然災害(主に地すべり)が起きるメカニズムついて研究していました。研究室での実験以外にも野外へ出かけ、実際に災害現場を見て学ぶ機会も多くありました。
高校までは地質学を勉強していなかった私ですが、分からないことを調べて理解したり、納得のいく結果が出るまであらゆる方法を試したり、コツコツと結果を積み重ねていくことで、自分の学んでいる分野に詳しくなれたと思います。
そして自然災害工学を専攻したことがきっかけで人々を自然災害から守りたいと思い、島根県の土木技術職員になりました。今は砂防ダムの設計や施工に携わっています。土木の現場は一つの現場として同じものはなく、毎回思いもよらない壁にぶつかります。原因や対策方法が分からず苦しい思いをすることもたくさんありますが、大学生活で身に着けた課題を克服する力が役に立っています。
また、在学中は素晴らしい先生方・先輩方や切磋琢磨できる仲間達に恵まれて大学生活を送ることが出来ました。今も昔の仲間と会う機会がありますが、皆それぞれの分野で活躍しており、会うたびに良い刺激をもらえます。
大学生活はあっという間に過ぎますが、自分の興味のあることをとことん突き詰められる貴重な時間です。皆さんも充実した学生生活を過ごしてください。
ちなみに写真に写っている砂防ダムは私が初めて設計・施工を担当したダムです。
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