この科目は、学年縦断、コース横断型のPBL授業です。学年、コースに関係なく、履修者数名でチームを作り、長崎の地元企業、官公庁、教員から提供されたテーマを選択して、問題解決に挑みます。授業の実施にあたっては、テーマの提供元の企業、官公庁や、各チームの指導にあたる教員からアドバイスを受けながら、チームで問題解決のアイデアを出し、具現化していきます。例えば、令和6年度は、術前術後の患者の呼吸能力改善のための「呼吸器トレーニングゲームの開発」、ブロッコリー農家や蜂蜜農家を支援する「ブロッコリー農家支援の為の害鳥対策を備えた支援電動モビリティならびに分蜂の動体検知機の開発」などのテーマに取り組みました。11月に行なわれる最終発表会で上位に選ばれたチームは新潟大学、富山大学との三大学合同で12月に実施される「ものづくりアイディア展」に出展しました。この授業を通して、履修した学生たちは分野を横断した考えを融合し、異なる学年の上下関係のもとで協力しながら、総合的な知識を元に実践的な活動を行ない、エンジニアリングデザイン能力と創造性を滋養することができます。工学部として、"ものづくり教育"と"安全・安心教育"を実践するモデルケースの1つに位置付けています。
これまでの実施報告を以下のURLのWebページに掲載しています。
https://www3.eng.nagasaki-u.ac.jp/eec/project.html
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 | 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。 これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。 |