勤めて3年・・・今思うこと。 |
私は現在自動車会社に勤めており、会社生活は丸3年となりました。生産技術部門に配属されており、車の品質管理に関わる仕事をしています。主には、車の電子システムを検査する設備の開発・導入の業務を担当しています。世界中のお客様へ世界一、そして最高品質な車をお届けし、満足して頂くことが、私たちの重大な使命です。
重い使命ですが、非常にやりがいのある業務です。検査というのは最終工程であるため、出来たての車を常に見ることができます。また、私たちが開発した検査設備は世界中の工場で使われるため、世界中のお客様の喜ぶ笑顔が思い浮かんできます。
さて、私は学生時代では無線通信方式の研究をやっていました。入社当時、自分が研究してきたことを活かしたい気持ちがとても強かったです。しかし、3年間勤めて今感じることは、大学時代で研究してきたことを活かせるチャンスのがとても良いかと思いますが、それよりも学生時代でたくさんの基礎知識を取得できた方が技術者の扉をスムーズに開けられるということです。
なぜならば、技術者の道においてたくさんのことを要求されますが、全ての知識を取得しておくことは不可能です。そのため、”今自分が持っていない知識においても問題解決ができる力”となる基盤作りが必要となるでしょう。例えば、今の業務では機械図面・電気回路・ソフトといったさまざまな分野の知識が必要です。しかし、学生時代では機械図面を見たこともありませんでした。このように、学生時代で勉強しておけば良かったなと思うこともたくさんあり、後悔する部分もありますが、後悔しても何も始まらないため、地道に勉強していき、自分の足りない部分を補っていく道以外はありません。
基礎知識をしっかりと取得していきましょう。
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