酒からダイヤが?~液中プラズマによるダイヤモンド形成~ |
液中プラズマとは、愛媛大学で2002年に発明された世界初の技術です。液体の中に、泡を作り、電波を送り込んで泡の中に数千℃の高温のプラズマ(太陽もプラズマの一種です)を作り出します。
プラズマによる
ダイヤモンド形成の原理
プラズマは、温度が高いので、化学反応が非常に速く起こります。これを使うと、なんと、酒(アルコール)からダイヤモンドができてしまうのです!酒の中のアルコール分子の中には炭素原子と水素原子、酸素原子が入っていますが、分子を根こそぎばらばらにして、炭素原子だけを、基板の上に降り積もらせて、結合させることができるようになりました。
液中プラズマは、熱いプラズマを冷たい液体で囲んでいるので、取り扱いがすごく易しいです。手作りの卓上実験装置で、1cmのダイヤモンドをなんて日もそう遠くはありません。みなさんも、愛媛大学工学部で、この新しいプラズマを一緒に研究してみませんか?
酒からダイヤモンドを作ろう!
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